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セバスチャン・スタン、やはり『ザ・バットマン2』でトゥーフェイスに変貌か ─ 「損傷した顔がどのように見えるかを考案している」

東京コミコン2025 セバスチャン・スタン&ジョン・バーンサル ステージ

DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)の続編『ザ・バットマン Part II(原題)』で、セバスチャン・スタン演じるハービー・デントは、やはりトゥーフェイスへと変貌することになりそうだ。

スタンは本作で、ゴッサム・シティの地方検事ハービー・デントを演じると報じられている。原作コミックにおいてハービーは、のちに顔の半分に傷を負い、善と悪の二面性に引き裂かれたヴィラン、トゥーフェイスとなる人物だ。ただし、これまで『ザ・バットマン Part II』の物語内でハービーが実際にトゥーフェイスへ変貌するのか、それとも今回はハービー・デントとして登場するにとどまるのかは不明だった。

その可能性を大きく高める発言が飛び出した。米Deadlineのカンヌ国際映画祭関連インタビューにて、スタンは『ザ・バットマン Part II』について「楽しみですし、緊張もしています。自分自身を驚かせ続けようとしているところです」とコメント。Deadlineはこの発言について、スタンが「トゥーフェイスを演じること」、そして「彼の損傷した顔がどのように見えるかを考案しているヘア&メイクチームとの作業」について語ったものだと記している。

この記述が示す意味は小さくない。単にハービー・デント役を演じるだけであれば、“損傷した顔”のメイクを準備する必要はない。もちろん、現時点でワーナー・ブラザースやDCスタジオが「本作でハービーがトゥーフェイスになる」と正式発表したわけではないが、少なくとも制作側では、トゥーフェイスとしての外見を具体的に設計する段階に入っていると見てよさそうだ。

スタンは過去にも本作について、「とても野心的な映画」だと語り、「すべてがうまくいけば、きっと観客を圧倒する作品になる」と期待をにじませていた。マット・リーヴス監督との仕事についても楽しみにしていると述べており、MCUのウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役とはまた異なる形で、コミック映画の世界に深く足を踏み入れることになる。

さらに気になるのは、スタンが本作に向けて肉体的な準備も進めていることだ。以前、パーソナルトレーナーのジェイソン・ウォルシュがInstagramにて、スタンのトレーニング開始を示唆する動画を投稿。そこには「バットマンのためにセバスチャン・スタンをトレーニングする」といった趣旨のテキストが添えられていた。

もっとも、トゥーフェイスは原作でも、一般的にはベインやキラークロックのような肉体派ヴィランではない。ハービー・デントというキャラクターの本質は、ゴッサムの正義を背負う地方検事が、悲劇を経て理性と狂気、秩序と混沌の狭間に落ちていくところにある。『ダークナイト』(2008)でアーロン・エッカートが演じたハービーも、バットマンと肉弾戦を繰り広げるタイプの人物として描かれていたわけではなかった。

だからこそ、スタンのトレーニングが何を意味するのかは興味深い。マット・リーヴス版のゴッサムでは、権力者もまた安全な場所にはいられない。『THE BATMAN-ザ・バットマン-』がロバート・パティンソン演じるバットマンの肉体的な消耗や、街そのものの暴力性を生々しく描いたことを踏まえれば、ハービーが法廷や記者会見の場に立つだけでなく、より危険な現場に踏み込む人物として描かれる可能性もある。

あるいは、トレーニングは単に長期撮影や役作りに向けたコンディショニングかもしれない。俳優にとって、体格や立ち姿はキャラクターの説得力を左右する。ゴッサムの地方検事としての威厳、やがてトゥーフェイスへと変貌する人物の危うさ。その両方を表現するために、スタンが身体から役を作っているとも考えられる。

リーヴス版ゴッサムにおいて、トゥーフェイスの顔の傷はどのように描かれるのか。そして、スタンはその二面性をどう演じるのか。単なる新ヴィランの登場ではなく、ゴッサムの正義そのものが崩れていく物語として、大きな見どころになりそうだ。

『ザ・バットマン Part II(原題)』は、マット・リーヴスが再び監督を務め、ロバート・パティンソンがブルース・ウェイン/バットマン役で続投。米国公開は2027年10月1日予定。

Source:Deadline

Writer

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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