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『Ghost of Tsushima』ハリウッド映画版、チャド・スタエルスキ監督が進捗明かす ─「正しくやろうとしています」

Ghost of Tsushima
©Sony Interactive Entertainment LLC.

2021年3月、鎌倉時代の日本を舞台にした時代劇オープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム、『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』のハリウッド映画化が公式発表された。『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキが監督として登板することが伝えられているが、出演者や製作時期については依然として不明のまま。そんな中、スタエルスキ監督より映画化企画の進捗が届いている。

2020年7月に発売したゲーム『Ghost of Tsushima』では、鎌倉時代に起きた蒙古襲来を題材に、境井 仁が武士の道に反した冥人として、対馬を敵の手から解き放つため、決死の戦いに挑む姿が描かれた。往年の時代劇や黒澤明監督作品への敬意が払われた同作は、それら名作映画の世界に飛び込んだかのような感覚に陥るほどの没入感を与え、世界中を魅了した。

『Ghost of Tsushima』のファンは、ゲームの世界観が崩されずに映画化されることを望んでいるだろう。それはスタエルスキ監督が重きを置いている要素のひとつのようだ。米IGNのインタビューにてスタエルスキ監督は、ゲームの映画化が必ずしも成功しているわけではないという持論を展開した上で、「じっくりと時間をかけながら、正しくやろうとしています」と製作の進捗を明かしている。ゲーム版を手がけた制作会社、Sucker Punch Productionsが製作総指揮として名を連ねている本映画版。「ゲーム開発者と緊密に連携して、このゲームの素晴らしさが失われないように努めています」。

スタエルスキ監督は続けて脚本が現在進行中であることを報告した上で、「(ゲームのファンは)僕たちが取り組んでいることにとても満足してくれるでしょう」と自信を滲ませている。さらに、ゲームの主人公の境井 仁の英語版声優・俳優を務めたダイスケ・ツジの続投について監督は、「どうでしょう。まだそこまではいっていません」と回答。どうやらキャスティングまで進んでいるわけではないようだ。武士としての冷静さを保ちながら、さらなる続報に期待したい。

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Source:IGN

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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