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あれ以上の『スカイウォーカーの夜明け』は考えられない ─ 『スター・ウォーズ』J・J監督の親友グレッグ、ライアン・ジョンソンとの噂や「J・Jカット」説を否定

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け Greg Grunberg グレッグ・グランバーグ
© Avalon/Image Press Agency 写真:ゼータイメージ

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)のJ・J・エイブラムス監督は、前作『最後のジェダイ』でファンダムをかき混ぜたライアン・ジョンソン監督を嫌っている?『スカイウォーカーの夜明け』で製作の主導権を奪われたJ・J監督の、真のバージョン「J・Jカット」が存在する?

まことしやかに囁かれる数々の噂を、俳優グレッグ・グランバーグがまとめて否定している。グレッグは、J・J・エイブラムスとは5歳の頃から幼馴染で、今も「兄弟」同然の間柄。J・J監督作の「LOST」や『ミッション:インポッシブル3』(2006)などに出演して仕事を共にしており、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)と『スカイウォーカーの夜明け』(2019)では、レジスタンスのパイロット、スナップ・ウェクスリー役で登場している。グレッグはこの度、米The Hollywood Reporterのインタビューで『スター・ウォーズ』をめぐる様々な話題に答えている。

『フォースの覚醒』『スカイウォーカーの夜明け』 J・J称える

2015年。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』はJ・Jの指揮のもと、世界中の期待を一手に引き受けて公開となった。伝説的なサーガの後日譚にファンは熱狂したが、否定的な声もなかったわけではない。グレッグは、「映画が公開された時は、すごくムカつきましたよ」と赤裸々に語っている。

だって、“J・Jはファンを接待してるだけだな”とか言う批評があったんですよ。お前は何を言っているんだと。こういう映画はファンを満足させるべきものなのに。J・Jはキャラクターのつながりを、エモーショナルに描きあげています。この映画に余計は脂肪分なんてほぼない。」

グレッグは、『スター・ウォーズ』のような文化的な作品は、「(人々と)一緒に育ったようなものだし、キャラクターたちもすごく愛されている。もはやファミリーですよ。みんなそれぞれが頭の中にファンフィクションを思い描いている」としてその事象の大きさを捉え、「常に全員を満足させることはできない」ことの難しさを語っている。そして、例に漏れず評価別れた完結作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』については、次のように振り返る。

「個人的には、J・Jが作り上げたエピソード9以上のものは有り得ない。これは、彼の友達としてではなく、真のファンとして言っています。すごく満足できたし、すごく綺麗だった。見たこともないような瞬間があって、特にラストのバトルですね。あんな壮大なものは見たことがない。J・Jは、エモーショナルの新次元に連れて行ってくれた。大好きな映画です。」

J・Jカットは存在しない

ここでインタビュワーは、2020年の年明け頃ににわかに話題を呼んだ「J・Jカット」問題に触れる。“ディズニーがJ・Jエイブラムス監督以上に製作の主導権を握りたがり、その結果としてJ・Jは自身のクリエイティブを制限され、意図した通りの映画に仕上げられなかった”、“J・Jは憤慨し、また疲弊していた”、という疑惑だ。グレッグは「理解できないです」と噂を一蹴する。

「僕はJ・Jの友人として、製作中ずーっと一緒に話していましたから。毎晩、“調子どう?”って感じで聞くんですけど、毎回彼は超ポジティブ。めちゃくちゃ正直に言いますけど、シーンをカットするのがしんどい、みたいなこと、彼は一回も言ってないですよ。だって、製作ってそういうものだし。キャスリーン・ケネディも、ディズニーの人たちもみんな素晴らしいですよ。意見こそくれますけど、最終的には、J・Jの、監督の判断にかかっているんです。そこはきちんと信頼されています。」

この疑惑ではネット上のファンが、本来の形であろう「J・Jカット」なるものを求め、SNS上で「#ReleaseTheJJCut(J・Jカットを公開せよ)」と呼びかけていた。その後もしばらく、J・Jカットの存在をめぐる情報がまことしやかに囁かれていたが、グレッグは「個人的には、真実じゃないと思います」と否定する。「もしも“J・Jカット”なんてものがあるのなら、僕はビックリですよ。映画って普通、色々とカットされて出来ますからね。そういうものなんです。」

J・Jとライアンの関係めぐる噂も否定

ところで『スター・ウォーズ』続三部作をめぐっては、作品外での穏やかでない話題も尽きなかった。特に、野心的だった中間作『最後のジェダイ』をめぐる是非、およびこれを手掛けたライアン・ジョンソン監督をめぐる様々な声だ。「J・Jがライアンを快く思っていない」といった論説もあることについて尋ねられたグレッグは、「ショックでしたよ」と明かす。

「人って、話を盛りがちですよね。僕は、J・Jがライアンを悪く言うのをひとつも聞いたことがない。ライアンは素晴らしいストーリーテラー、フィルムメーカーです。」

「この話、聞いてもらえてありがたいです」とグレッグ。「もしそういうことがあったら、僕は絶対(インタビュー取材で)話しちゃう。で、そういうことはなかったんです。全くなかったですよ。もしもJ・Jに詮索したがる人がいたら、僕がそれをやってます。僕もライアンと一緒に仕事したかったし、でも出来なかった。だから、“あぁ、そういうことね”って理由を探ったかもしれない。でも実際は、J・Jはライアンのことが大好きです。彼のクリエイティブなところや、素晴らしい才能のことが。」

Source:THR

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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