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ジェームズ・ガン、誹謗中傷受け一部のDCファンに声明 ─ 過去作すべて終了説を否定

Anthony Quintano https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Facebook_F8_Developer%27s_Conference_2017_James_Gunn_(33324522103).jpg

DCメインキャスト全員はリキャストしない、ジェームズ・ガン追加回答

DCスタジオのジェームズ・ガンはこの声明の中で、「ネット上のある種の少数派」による過激な誹謗中傷を受け続けていることを認めながら、そうした声には屈しないとして、目下準備中であるDCU刷新に向けた決意を新たにしている。

例えばカヴィルのスーパーマン役復帰撤回はファンダムに大きなインパクトをもたらすものだが、日頃からSNSで様々なアナウンスを行うガンは、こうした重大事実をTwitterでサラリと公表する。この慣習はガンにとってファンダム活用の有効な手段になることもあれば、クリプトナイトになることもある。

今回のケースでは、あくまでも改革の全容が明らかになっていない状況のまま、センセーショナルな部分のみが一人歩きする事態を招きやすいという意味で厄介だ。結果としてガンには一部ファンからの嫌がらせが及び、この度の声明を発表せざるを得ない事態となった。

この声明に付随する形で、ガンはいくつかの質問に対して追加の回答も行っている。既存のDC映画を全てキャンセルするとのツイートに対しては、「その噂も間違っている」と返信。同じように、「DCの主要キャラクター全員をリキャストして、一部を残す」との噂の真相を尋ねるツイートに対しても、「この間違った説の投稿が出続けている。ザ・スーサイド・スクワッド以外、全員をリキャストすることはない」と説明している。

ここでガンのいう「全員をリキャストすることはない」という言葉が、既存作品のどこからどこまでを指すのかについて、現時点で深く考察することにあまり本質的な意味はない。ここ数ヶ月がそうだったように、現在は非常に流動的であり、2023年初頭になされるという正式な情報発表まで、あらゆる推測は誤解や不信を招くだけであるからだ。

ガンの経営手腕を疑う声を紹介するタブロイド紙もあるが、「真摯な心と誠実さを常に持つ」とするガンらDCスタジオの新たな精神がユニバースをいかに改革するのか、今はただ待つことが賢明だ。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。