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『ゴジラxコング 新たなる帝国』なぜ今度のゴジラはピンク色に光る? ─ 東宝もお墨付き、監督がこだわり明かす

『ゴジラxコング 新たなる帝国』ポスタービジュアル(軽)
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モンスター・ヴァース最新作『ゴジラxコング 新たなる帝国』では、怪獣王・ゴジラのデザインに再び新たな解釈が取り入れられる。日本産ゴジラ映画の最新作『ゴジラ-1.0』(2023)でも大胆な造形とギミックがファンを驚かせたが、今度のゴジラは放射熱線を吐くときにピンク色に発光するのだ。

前作『ゴジラvsコング』(2021)から続投するアダム・ウィンガード監督は、英Total Filmにて、今回のビジュアルに込めた思いを語っている。いわく「前作ではゴジラにきちんと連続性を持たせたいと思っていました」という。ギャレス・エドワーズ監督が『GODZILLA ゴジラ』(2014)で形づくり、マイケル・ドハティ監督が『ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ』(2019)で発展させたものを引き継ぐ意識だ。

しかし本作では、あえてこれまでのモンスター・ヴァースとは異なるゴジラ像に挑んだという。「(前作では)自分なりのゴジラを描く機会がなかったのです。だから今回は背びれでいろんなことをしてみたかったし、さまざまな色を試したかった。それも単なる思いつきではなく、物語の一部として」。すなわち、ピンク色に光るゴジラにはストーリー上の必然性があるということだろう。

もちろん、今回のゴジラも東宝のお墨付きだ。前作に続いてクリーチャー・デザインを担当したジャレッド・クリシェフスキは、自身のXアカウントにて、東宝の確認と承認を得たことを認めている。

またウィンガード監督によると、デザインに独自の解釈を加えたのはゴジラだけではない模様。「コングのルックも新しくしたかった。ひげを伸ばしたり、白髪を増やしたりしました」という。『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)から『ゴジラvsコング』を経て、こちらはより貫禄を増しての登場となりそうだ。

ゴジラとコングの新しいビジュアルは、すでに公開されている予告編でも確かめられる。映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は2024年4月26日(金)公開

Source: Total Film

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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