トム・ホランド、『オデュッセイア』と重なった『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』撮影延期を直談判していた ─ ソニー側、ノーランを信頼して応じる

シリーズ第4弾『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』と、クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』という2本の注目作を控えるトム・ホランド。実は、両作の撮影スケジュールが重なっていたため、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の撮影を延期するよう製作スタジオに直談判していたという。
米GQのインタビューでホランドは、ノーランから出演オファーを受けた当時、『オデュッセイア』と『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の撮影日程が同じだったと振り返っている。
「僕はクリス(ノーラン)にこう言いました。“この映画に出たいけど、もし出るなら、ソニーにすごく気まずい電話をしなくてはいけない”と。」
そこでホランドは、ソニー・ピクチャーズ映画部門CEOトム・ロスマンに『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の撮影延期を打診。幸いにも、ロスマンはこれを了承したという。その背景にはホランドへの配慮だけでなく、“撮影が長引かない監督”としてのノーランの評判もあったようだ。
「ソニーが快く延期に応じてくれた理由の一つは、クリスには“この映画は5か月も遅れることはないし、トムを2年間も失うことにはならない”という(と思わせる)評判があるからだと思います。ほかの監督だったら、少し違う話になっていたかもしれません。」
実際、その見立ては間違っていなかった。『オデュッセイア』の撮影は予定通りに開始され、9日早く終了したという。
さらに『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』側にとっては、思わぬ副産物もあった。延期によって生まれた時間のおかげで、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のデスティン・ダニエル・クレットン監督を起用できたのだ。
「『オデュッセイア』は、ある意味『スパイダーマン』を救ったともいえるでしょう。(延期しなければ)デスティンを起用できなかったかもしれませんからね。僕たちの準備が整う時期には、彼(デスティン)はまだ映画を作る準備ができていなかったはずです。そしてデスティンと共に脚本を練り上げ、現在の形に仕上げる時間もなかったでしょう。」
こうした経緯を経て製作された『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』について、「これまでの『スパイダーマン』映画の中でも最高の作品を作り上げた、と確信しています」とホランドは自信をのぞかせる。「ソニーにとっては苦渋の決断だったかもしれませんが、今となってはこの出来事に感謝していると思います」。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、2026年7月31日(金)に日米同時公開。『オデュッセイア』は2026年9月11日(金)日本公開。
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Source:GQ





























