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『アイアンマン』アーク・リアクターの製作シーン、小道具担当者が「10年間で一番大変だった」と明かす

マーベル
※画像はイメージです。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の10年間は、誰もがその名前を知るわけではない才能によって支えられてきた。2008年『アイアンマン』から2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』まで、数々の作品に断続的に携わった小道具スタッフのラッセル・ボビット氏は確実にその一人である。アイアンマンのアーク・リアクター、ソーのムジョルニア、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)以降に登場するキャプテンの盾、これらはラッセル氏が生み出したものだ。

1980年代からハリウッドで小道具を製作してきた“職人”ラッセル氏にとって、MCUの過去10年で一番大変だった小道具とは何だったのだろう? 米IMDbのインタビューにて、ラッセル氏は『アイアンマン』のアーク・リアクターを挙げている。

ロバート・ダウニー・Jr.、「はんだ付け」に挑んでいた

『アイアンマン』の前半シーンで、洞窟にてトニー・スタークは初めて自分の心臓部に埋め込むアーク・リアクターを創ることになる(該当シーンは上の映像にて確認可能)。ラッセル氏にとってMCU最大の挑戦とは、まさしくこの「アーク・リアクター製作シーン」だったそうだ。

「私にとって一番困難だったシーンは、『アイアンマン』の洞窟のシーン、ロバート・ダウニー・Jr.が最初のアーク・リアクターを作らなきゃいけない場面ですね。(実際に)どんな配線になっているかを教えて、彼(ロバート)がはんだ付けをしているんです。それをものすごいクローズアップで撮った。あの場面がアイアンマンというものを明確に示したわけですよね。」

すなわち『アイアンマン』でアーク・リアクターが作られるシーンでは、ロバートが実際の作業にあたっており、その様子がそのまま映し出されているのである。単純に“画面に映る小道具を作る”というだけではない、ラッセル氏の細やかな仕事ぶりがうかがえるエピソードだろう。

ちなみにラッセル氏は、自身が想像だにしなかった小道具の例として、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)でサノスが使用したインフィニティ・ガントレットを挙げている。そもそも、ガントレットがスクリーンに初登場したのは『マイティ・ソー』(2011)だったのだ。

「これほど大きな存在になるとは知らなかった小道具もありますよ。『マイティ・ソー』の撮影中にケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)がやってきて、“あのね、画面の背景に小さなガントレットを置こうと思うんですけど”って言ったんです。だから作ったんですが、いずれインフィニティ・ガントレットが主人公の映画ができるとは思いませんでしたね。」

ケヴィン社長はこれまでにも、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の脚本執筆中に“鶴の一声”で大きな変化をもたらすなど、作品に直接的な影響を数多く与えてきたことで知られている。まさかそうした判断が、小道具のひとつまでにも及んでいたとは……!

Source: IMDb

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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