『ナショナル・トレジャー3』脚本が完成、ディズニーも実現に前向きか ─ 「ついに現実に」と監督が報告

ニコラス・ケイジ主演の人気アドベンチャー映画『ナショナル・トレジャー』第3作が、ついに実現へ大きく前進したようだ。シリーズ2作を手がけたジョン・タートルトーブ監督が、「実現します」「ついに現実になりました」と明言した。
タートルトーブは2026年8月21日、米フィラデルフィアで行われたポッドキャスト「National Treasure Hunt」の公開収録に登場。番組公式Instagramでも公開された映像で、「これを声に出して言うのは皆さんが初めてです」と前置きして、第3作の進展を明かした。
もっとも、タートルトーブは「“ハリウッド的な意味で”現実になった」とも強調。「ニコラス・ケイジがバスに轢かれでもしたら」など、不測の事態で事情が変化する可能性は残されているとして、正式な製作開始を断定することには慎重な姿勢を見せた。
それでも、今回のアップデートはこれまでより明らかに具体的だ。タートルトーブによれば、自身が満足できる脚本がようやく出来上がり、ディズニー側からも「映画にできそうだ」と前向きな反応を得たという。キャストについても、可能な限りオリジナルメンバーを戻す方針で、ベン・ゲイツ役のケイジもその中に含まれている。ただし、現時点でディズニーから第3作の正式な製作発表やキャスト発表は出されていない。
第3作は長年にわたって浮上と停滞を繰り返してきた。2024年にはタートルトーブが、ケイジを含むオリジナルキャストについて「100%出ます」と復帰の意向を明言。同年8月には脚本家テッド・エリオットが脚本の初稿完成を報告していた。さらに2025年にはプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーも、「少しずつ近づいている」と進展を認めている。
今回タートルトーブは、第3作がここまで時間を要した理由のひとつとして、米国の政治的・社会的な分断にも言及した。インターネット上では作品のあらゆる要素が政治的に解釈されやすくなったとして、「無視することは許されないと思う」と説明。その問題意識を物語にも何らかの形で取り込みつつ、特定の観客を遠ざけない方法を模索しているという。
これは、2024年にもタートルトーブが「世界は変わり、カルチャーも大きく変わっています」と語っていたことと重なる。アメリカの歴史や国家的シンボルを娯楽映画として扱ってきた『ナショナル・トレジャー』だからこそ、およそ20年を経た現在の社会をどう物語に映し込むかも、第3作の重要な課題となっているようだ。
『ナショナル・トレジャー』は2004年に第1作、2007年に続編『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』が公開。第3作のストーリー、撮影開始時期、公開時期などは現時点で明らかになっていない。
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Source:National Treasure Hunt, The Philadelphia Inquirer, The Hollywood Reporter























