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「シー・ハルク」最終話、『インクレディブル・ハルク』エドワード・ノートン登場案があった

エドワード・ノートン
Photo by David Shankbone https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ed_Norton_Shankbone_Metropolitan_Opera_2009.jpg Remixed by THE RIVER

この記事には、「シー・ハルク/ザ・アトーニー」第9話『主人公は誰?』のネタバレが含まれています。

The Directのインタビューに応じた「シー・ハルク/ザ・アトーニー」エピソード監督のカット・コイロは、同作ではティム・ロスふんする『インクレディブル・ハルク』(2008)のヴィラン、アボミネーション/エミル・ブロンスキーを復活させたため、同作でハルク/ブルース・バナーを演じたエドワード・ノートンを登場させる案についても話合ったと明かしている。

「最後に彼ら(ハルクとアボミネーション)が一緒に登場した時は、別の俳優(ノートン)がハルクを演じたという事実についてたくさん話し合ったんです。マーク(・ラファロ)は、そのことについてかなりジョークを飛ばしていましたよ。マークとエドワード・ノートンを交代させるアイデアを検討したんですが、実現しませんでした。」

ノートンのハルク再演は叶わなかったものの、「シー・ハルク」第2話『超人の訴訟』では、ラファロ演じるハルクが、『インクレディブル・ハルク』で対決したアボミネーションから謝罪の手紙を受け取ったことに言及した際、気になるセリフが登場。「もう確執はない。あの戦いは昔の話だし、今の僕は別人だ。完全にな」と言い、字幕では“別人”の部分に強調の点が加えられている。このセリフはブルースが「怒れるハルクからスマート・ハルクに変わった」という意味の他に、『インクレディブル・ハルク』でハルクを演じたノートンからラファロへキャストが交代し、“完全に別人になった”という意味も込められている。

ラファロは、この件をネタにしてノートンと冗談を言って笑ったと明かしていたが、もしノートンがラファロと共にハルク役で出演していたら、ちょっとしたハルク版『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)状態になっていたかもしれない。

ちなみに2018年8月には、『インクレディブル・ハルク』で脚本の改稿に携わったノートンが作品の方向性に不満を感じていたことを明かし、その時点でもスタジオとの間にしこりが残っていることを示唆していた。それから数年が経ち、「シー・ハルク」の“別人”ネタでラファロと笑いあったというから、ノートンの中でわだかまりが解消されつつあるのだろうか。将来的に、ノートン演じるハルクがMCUにカムバックすることを期待しよう。マルチバースなら何だって可能だ。

「シー・ハルク:ザ・アトーニー」はディズニープラスで配信中。

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Source:The Direct

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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