『バットマン:ザ・カルト』発売 ─ 洗脳されたバットマン?ジム・スターリンの問題作ついに日本に
ShoPro(小学館集英社プロダクション)より、DC邦訳アメコミの新刊『バットマン:ザ・カルト』が2023年3月16日発売となる。
カルト教団に誘拐され、洗脳されたバットマン。闇の騎士が彼らの前に跪く時、ゴッサムの破滅が始まる……。巨匠ジム・スターリンが、カルト教団とバットマンの死闘を描く。今読まれるべき問題作の邦訳がついに登場。
本作『バットマン:ザ・カルト』は、1988年8月から11月にかけて刊行された全4号のミニシリーズ。ライターのジム・スターリンは、2代目ロビンことジェイソン・トッドの死を描いた衝撃作『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』などの作品で知られるアメコミ界の巨匠だ。
本作でバットマンが対決するのは、ジョーカーやトゥーフェイスなどお馴染みのヴィランではなく、ゴッサムの支配を目論むカルト教団の助祭と狂信者たち。
物語は、パトロール中のちょっとした油断から、この教団に囚われの身となったバットマンが拷問と洗脳のすえ、ついに自身の信条をへし折られ、膝を屈してしまう、という衝撃の展開を迎える。
さらにバットマンが行方不明のあいだ、街に溢れていたはずの路上生活者、ポン引き、ドラッグの売人、街娼たちが姿を消し、凶悪事件が絶えなかったゴッサムシティの犯罪率は急激に低下し始める。一見するとかつてないほどに平和になったゴッサムだが、それはカルト教団による恐るべき陰謀の序章にすぎなかった……。
はたしてバットマンはカルト教団の魔の手から逃れ、ゴッサムの守護者として舞い戻ることができるのか?世間に衝撃を与えた巨匠ジム・スターリンによる問題作、ぜひお楽しみあれ。
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