幻の『Xフォース』映画、ジョシュ・ブローリンがケーブル&悪役ストライフの二役になる予定だった ─ 『デッドプール2』おまけシーン登場案も

幻と消えたマーベル映画『Xフォース』では、ジョシュ・ブローリンが『デッドプール2』(2018)のケーブルと、その邪悪なクローンであるストライフの二役を演じる予定だったことがわかった。
ストライフは敵役として登場する構想で、『デッドプール2』のポストクレジットシーンで先行してお披露目する案まで検討されていたという。『Xフォース』の共同創作者ロブ・ライフェルドが、MultiCon 2026で米The Directの取材に応じて明かした。
20世紀フォックス時代に企画されていた『Xフォース』は、『デッドプール2』に登場したデッドプール、ケーブル、ドミノを中心とするスピンオフ映画。『キャビン』(2011)『オデッセイ』(2015)のドリュー・ゴダードが脚本・監督を担当する予定だった。
ライフェルドによると、ケーブル役で複数作品の契約を結んでいたブローリンは、『Xフォース』でさらなる役割を担うことを楽しみにしていたという。
「ジョシュ(・ブローリン)はかなり興奮していたと言っていいと思います。複数作品の契約を結んでいましたからね。ケーブルを演じるだけでなく、『Xフォース』の長年のファンならご存じの通り、ストライフも演じることになる。その可能性に彼はワクワクしていました。」
ストライフとは、コミックにおけるケーブル=ネイサン・サマーズのクローン。遠い未来でネイサンの命を救えなかった場合に備えて作られた存在で、その後アポカリプスにさらわれ、育てられた。ケーブルとは同じ顔を持ちながら敵対する因縁のヴィランであり、ブローリンが二役を演じれば、同じ俳優による“善と悪”の対決が実現するはずだった。
ストライフが実際に旧『Xフォース』企画へ登場する予定だったのかを尋ねられると、ライフェルドは次のように明言している。
「ディズニーがフォックスを買収する前に、フォックスが映画化を予定していた『Xフォース』には、彼が間違いなく登場する予定でした。ネタバレですね! 素晴らしいものになっていたと思います……。一時期は『デッドプール2』のエンドクレジット後のシーンに彼を登場させる話もありましたが、それは取りやめになりました。」
さらにライフェルドによれば、ブローリン自身もケーブルとストライフの二役に強い関心を示していたという。「二人のキャラクターを演じること、同じコインの表裏のように善と悪を演じられることを、彼は本当に楽しみにしていました」と振り返っている。
そもそも映画『Xフォース』は、開発の過程で内容が大きく変化した企画だった。ゴダード以前に脚本を手がけたジェフ・ワドロウの初期案では、デッドプール自身をXフォースのメンバーを追う敵役として登場させる構想が存在した。ところが後に企画を引き継いだゴダードは、デッドプール、ケーブル、ドミノを物語の中心に据える方針を明かしていた。そのバージョンでは、敵側にケーブルと表裏一体の存在であるストライフが用意されていたことになる。
『デッドプール2』公開後も企画はしばらく存続しており、2019年1月にはシリーズ脚本家レット・リースが「次回作は『Xフォース』」と語っていた。しかし映画は実現せず、ブローリン演じるケーブルも『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)には登場しなかった。
もっとも、デッドプールとチーム映画という組み合わせそのものが完全に過去のものになったわけではない。ライアン・レイノルズは2026年、新たな『デッドプール』関連企画について「書き上げたものはいくつかある」と明かしつつ、今後はデッドプールを主役ではなく「グループにいると輝く」脇役として描きたいとの考えを示している。ただし、この新企画と旧フォックス版『Xフォース』に直接のつながりがあるとは明らかにされていない。
▼ 『Xフォース』の記事
Source:The Direct, Marvel

























