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【ネタバレ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』あの人、出演への思いを語る ─ 「セカンドチャンスに」

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。必ず本編を鑑賞してからお楽しみください。

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アンドリュー・ガーフィールドの復帰、「グウェンを救うセカンドチャンス」

作品を観た方であれば察したであろう“あの2人”とは、サム・ライミ版『スパイダーマン』主演のトビー・マグワイアと『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ主演のアンドリュー・ガーフィールドのこと。公開直前までインターネットの触覚を動かし続けた2人が参加するという噂は、噂ではなく事実だったのだ。

マグワイアは15年ぶり、アンドリューにとっては8年ぶりとなったピーター・パーカーの再演。2人はそれぞれ、どのような思いを抱いていたのだろうか。マグワイアと比べて当時の記憶も鮮明であろうアンドリューは、『ノー・ウェイ・ホーム』で復帰するにあたり、次のように語っている。

「撮影は2週間かけて行いました。トビーも僕も、現場に現れて、“どうも。それじゃあ、また!”みたいな感じで終わってしまわないようなものをやってみたかったんです。僕のスパイダーマンは、弟(ホランド版ピーター)の恋愛関係を救わなければいけない。そして彼(アンドリュー版ピーター)自身が負った人生のトラウマを、弟を救うことで癒やす。彼(ホランドのピーター)が同じような運命を辿らないようにするということには、とても大きな美しさが存在していた。グウェンを救うセカンドチャンスを意味してもいました。

“グウェンを救うセカンドチャンス”とは、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)でピーターが負ったまさに“人生のトラウマ”のこと。デイン・デハーン演じるグリーン・ゴブリンとの戦闘中、時計塔から落下した恋人のグウェン(エマ・ストーン)にクモ糸を伸ばしたピーターだったが間に合わず。目の前で最愛の人を亡くしてしまったのだ。

『ノー・ウェイ・ホーム』では、ガーフィールドの望みでもあった“セカンドチャンス”が果たされた。高所から落下したMJ(ゼンデイヤ)を救うために飛び降りたホランドのピーターがゴブリンの攻撃に阻まれてしまったところを、すかさずアンドリューのピーターが飛び降り、かわりにMJを救ったのだ。

結果的に『アメイジング・スパイダーマン2』のシーンの再現にもなった同シーン。アンドリューは、かつての共演者であるグウェン役のエマ・ストーンの名前を挙げながらこのように振り返った。「ゼンデイヤがMJにもたらした精神はとても誠意がこもっていてピュアで、愛すべきものだった。それは、エマがグウェンにもたらしてくれた唯一無二の精神と近いものがありました」。

Source: Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。