ウェズリー・スナイプス、ブレイド役復帰に「絶対にないとは言わない」─ MCU版が進行中、「マーベルからアプローチはきてません」

1998年から2004まで展開された人気映画『ブレイド』シリーズでは、人間と吸血鬼の混血として生まれたヴァンパイア・ハンター、ブレイドの活躍が描かれた。その物語を牽引した主演俳優のウェズリー・スナイプスは、ブレイド役として復帰することに前向きな姿勢を示している。

まもなく還暦を迎えるウェズリー・スナイプスは、ブレイド役としての復帰について、「ネバー・セイ・ネバー。健康で元気である限り、彼らと一緒にロックできます」と、米Comicbook.comのインタビューにてコメントしている。とはいえ、「もしも起こるのであれば、すでに起きているような気もしますが、それでも絶対にないとは言い切れません」とも付け加えており、あくまでも訪れるかもしれない機会を除外はしないということのようだ。

『ブレイド』シリーズは、20年近くの時を経て、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）作品として新たに映画化される。メインキャラクターのブレイド役には、『ムーンライト』（2016）『グリーンブック』（2018）にてアカデミー賞助演男優賞を受賞した俳優、マハーシャラ・アリが決定済みで、2022年7月4日からの撮影開始が目されている。

MCUでは現在、『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』（2021）や『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』（2022）などをはじめ、マルチバース展開が本格化している。このマルチバースのなかでスナイプスがもうひとりのブレイドとして登場し、アリと夢の共演を果たすという展開はあり得るかもしれない。

もっともスナイプスは、マーベル・スタジオから現時点で何らかの打診を受けているわけではないことも明かしており、自身の演技力が不足している可能性があると冗談も口にしている。

「僕はまだ演技力に磨きをかけているところです。だから、僕が俳優としてまた出てきたら、もしかしたら彼らから連絡がきて、“話をしませんか”と言ってくれるかもしれません。もしくは僕のことを、アンサンブルプレイヤーだとは思っていないかもしれないですね。」

『ブレイド』でおなじみのスナイプスだが、『メジャーリーグ』（1989）『ジャングル・フィーバー』（1991）『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』（2014）など数多くの話題作にも出演しており、『ワン・ナイト・スタンド』（1997）ではヴェネツィア国際映画祭・男優賞に輝いた名優だ。マーベル・スタジオがスナイプスの演技面を懸念するはずはないだろう。

Source:Comicbook.com