『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』観て「泣きながら帰る人もいる」とソニー会長 ─ 「これほどヒットするとは」

マーベル映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が世界興行収入24億ドルを突破し、歴代興収3位にまで上り詰めた記録的特大ヒットについて、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)会長兼CEOのラヴィ・アフジャが振り返った。大成功そのものは見込んでいたものの、「これほどになるとは」予想していなかったという。
アフジャは2026年9月9日、ニューヨークで開催された投資家向けカンファレンスに登壇。その発言内容を米Varietyが伝えている。
アフジャによれば、ソニー側も『ブランド・ニュー・デイ』が非常に良い成績を収めるとは考えていたが、現在の規模まで膨らむことは予測していなかった。そのうえで成功の理由として、デスティン・ダニエル・クレットン監督をはじめとするクリエイティブ陣とキャスト、ケヴィン・ファイギ&エイミー・パスカルらプロデューサー陣の仕事を称えながら、作品そのものが持つ感情的な力を強調している。
アフジャは本作を「映画そのものがとてもエモーショナル」だと表現。大規模なアクションを備えたスーパーヒーロー映画でありながら、近年の一部作品とは少し異なる感触があり、「泣きながら帰る人もいる」と話した。そうした感情面が観客に響いたことが、成功につながったと分析している。
この見立ては、SPEモーション・ピクチャー・グループ会長兼CEOのトム・ロスマンが語った内容とほぼ重なる。ロスマンも本作を「スーパーヒーロー映画というより、“スーパー・パーソン”の映画」と表現し、孤独や友情を描いた人間的な物語であること、ほとんど誰もがピーター・パーカーに自分を重ねられることを世界的ヒットの理由に挙げていた。
公開前からクレットン監督は、本作が大都会ニューヨークで孤立するピーターを描き、「人とつながることの大切さ」をテーマにした作品だと明かしていた。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)で世界中から自分自身に関する記憶を消したピーターの孤独を、シリーズ第4作では物語の中心に据えた。結果として、その企画段階からの狙いを、ソニーの映画部門トップとSPE全体のトップが相次いでヒットの核心として挙げる形となった。
もっともアフジャは、成功を作品内容だけに帰しているわけではない。世界8万スクリーン以上へ同時に展開した配給規模は記録的だったといい、マーケティングや配給を含めて「全員が力を合わせた」結果だったとの認識を示している。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は全国の映画館で公開中。
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Source:Sony Group, Variety































