また、『ブラックパンサー』では音楽にも注目したい。MCU史上初の黒人ヒーロー単独映画だけあって、本国アメリカではヒップホップを中心としたクールなブラック・ミュージックを大々的にフィーチャー。第一弾予告編では人気ヒップホップ・デュオ、ラン・ザジュエルズの楽曲”Legend Has It”を起用。その後公開の本予告編映像では、1993年生まれのラッパー、ヴィンス・ステープルズによる2017年の最新曲”Bagpak”をベースにしながら、中盤からはギル・スコット・ヘロンによる”The Revolution Will Not Be Televised(革命はテレビで放送されない)”のフレーズをマッシュアップさせたトラックを聴かせている。本作サウンドトラック“Black Panther: The Album”はアメリカの人気ラッパーのケンドリック・ラマーがプロデュースを手がけ、先行トラックとして気鋭のシンガーソングライター、SZAをフィーチャーした”All the Stars”をドロップしている。このサウンドトラックの全トラックリストは、ケンドリック・ラマーによって公開された。ヒップホップを中心に、気鋭のアーティストらを集結されたコンピレーション・アルバムとなっている。