ジョーカーのパロディ?クィア映画『The People’s Joker』米公開決定、主人公は性自認にもがく「ジョーカー・ザ・ハーレクイン」 ─ ボブ・オデンカークもカメオ出演

DCコミックスのヴィラン、ジョーカーのパロディ映画『The People’s Joker(原題)』が2024年4月5日より米国で公開されることがわかった。2022年の第47回トロント国際映画祭で上映される予定だったが、題材の権利問題を解決することができず、公開が見送りとされていた作品だ。
米Varietyによれば、『The People’s Joker』は痛々しいほど笑えない野心満々の道家役者、ジョーカー・ザ・ハーレクインを主人公とする「反自伝的ダークコメディ」。米シカゴ出身の編集者、作家、女優のヴェラ・ドリューが、トランスジェンダー女性としての実体験を反映させた作品だ。
舞台はコメディが非合法化された世界。ゴッサムシティ唯一のコメディプログラムへの参加に失敗したジョーカー・ザ・ハーレクインが性自認と直面する姿が描かれるとのこと。社会不適合者の寄せ集めチームと意気投合した彼女は、違法なアンチコメディ劇団を結成し、街を牛耳る悪賢い「ケープド・クルセイダー」との衝突を起こしていくことになるという。
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本作は「DCコミックスやその他の関連企業によって製作、支持、提携された」企画ではないという。キャラクター名や世界観などはDCから拝借しているようだが、あくまでパロディ作品の立ち位置だそう。バットマンのパロディキャラクター登場も予想される。
主演は、監督と兼任でヴェラ・ドリューが務める。制作費はクラウドファンディングによって賄われ、全編グリーンスクリーンでの撮影で行われたとのこと。ボブ・オデンカークやマリア・バンフォード、ティム・ハイデッカー、スコット・オーカーマンといった著名人もカメオ出演しているという。
ドリューは米公開決定に際し、声明を発表。「この映画は、クィアのアーティストたちのためにスタートしたDIYのコミュニティプロジェクトです。映画やドラマ業界で働くトランス女性としてカミングアウトすることがどのようなものなのか、その過程を描くために友人たちと作りました」と製作のきっかけを語った。
配給を務めるのは、ロサンゼルスを拠点に置くインディペンデント系配給会社のAltered Innocence。創設者のフランク・ジャフィは、「ヴェラ・ドリューは、ご自身の人生経験とトラウマを、ドキュメンタリーと成長物語の映画、パロディの間の境界線を曖昧にする完全に新しいジャンルの映画へと昇華させました」とコメント。「世界中の観客が恋に落ちた、この大胆で聡明で、愉快なクィア映画を支持できるなんて、これ以上ワクワクすることはありません」と語った。
映画『The People’s Joker』は2024年4月5日米公開予定。
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Source:Variety



























