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【ネタバレ】『ソー:ラブ&サンダー』ロキのアレ、ケヴィン・ファイギの要求ででっかくされていた ─ 「もう5倍大きくいけないか?」

ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

この記事には、『ソー:ラブ&サンダー』のネタバレが含まれています。

ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

『ソー:ラブ&サンダー』ロキのRIPタトゥー

『ソー:ラブ&サンダー』は、愛する人を立て続けに失ってきたクリス・ヘムズワース演じるソーが自分探しの旅に出る物語。特に両親や弟ロキといった家族を失ったことのトラウマを抱えていたソーは、ガンを患い余命わずかとなった元恋人・ジェーンと再会することで、遠ざけてきた愛に再び向き合った。

本作では、ソーのアツくもあり優しい性格が際立つシーンが登場した。神々の殺戮を続けるゴアを倒すべく、ソーたちは全知全能の神ゼウスの助けを求めに全能の街(オムニポテンス・シティ)を訪れる。正体を隠そうと装束に身を包んだソーだが、広間の真ん中に出てくるようゼウスに命じられると、「さぁて、お前が何者なのか見てみよう」と服を吹き飛ばされ、全裸にさせられてしまった。焦るソーの背中にはなんと、サノスの手にかけられ目の前で死んでしまったロキを悼むタトゥーがデカデカと彫られていた。

Insiderでワイティティ監督が語ったところによれば、この「RIP Loki」タトゥーは前作『バトルロイヤル』でお蔵入りとなったアイデアだったという。同作ではマレキスとの戦いで死んだと思われていたロキが実は生きており、さらにはアスガルドでオーディンに化けていたことが判明する。ワイティティ監督は、『バトルロイヤル』で用いる予定だったアイデアを以下のように明かしている。

「あのネタは、『バトルロイヤル』でやる予定だったんです。ロキが死を偽ってソーと再会した時、彼が生きていることが信じられないソーが“お前のことを嘆いていたんだ。ほら見てみろ、このバカっぽいタトゥーだって入れたんだぞ”って言うんです。ソーが腕まくりすると、“RIP Loki”って彫られてるんですよ。何かが理由で、映画では出来ませんでしたけど、今回の作品でやる運命だったんですよ。」

どうやら『バトルロイヤル』では腕に小さくタトゥーを入れる予定だったようだが、『ラブ& サンダー』では背中に大きく彫られている。ワイティティ監督は「倍掛けして、彼の背中に入れることに決めました」と当時を振り返っているが、実はタトゥーをさらに目立たせるよう要求した人物がいた。MCUを率いるケヴィン・ファイギだ。「ケヴィンが、“もう5倍くらい大きくできないか?”って言うんです。背中全体に彫られていたのは、それが理由なんです」とワイティティ監督。ソーの背中は、ロキの兜の他に割れたハートのタトゥーなどで埋められていたが、ファイギもノリノリでタトゥーロゴのアイデアを提案していたのだろうか。

ところで、ソーが死を嘆いているかたわら、ファンはロキの思いがけない冒険をドラマ「ロキ」(2021-)で楽しんだ。同シリーズはシーズン2も決定しており、ロキの再登場も待たれている。いつかソーとロキが再会して、“ほら見てみろ、このバカっぽいタトゥーだって入れたんだぞ”と背中のタトゥーを見せる日が訪れるだろうか。

『ソー:ラブ&サンダー』は公開中。

Source: Insider

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。