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アンドリュー・ガーフィールド、名作ミュージカル『tick, tick…Boom!』映画版に主演 ─ Netflix製作、『ハミルトン』リン=マニュエル・ミランダ監督

リン=マニュエル・ミランダ アンドリュー・ガーフィールド
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48383734727/ https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9355630074/ Remixed by THE RIVER

『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『tick, tick…Boom!(原題)』の映画版で主演を務めることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

『tick, tick…BOOM!』は、2005年に映画化もされた傑作ミュージカル『RENT(レント)』の脚本・作詞・作曲を手がけたジョナサン・ラーソンによる自伝的作品だ。1996年に『RENT』が初演された――そして、その初日前夜にラーソンが急逝した――6年前にあたる1990年に初演された本作では、若き作曲家の主人公ジョンが、キャリアを飛躍させるような傑作ミュージカルを生み出すべく創作にいそしむ中、恋人のスーザンはジョンのキャリアに付き合って“自分の幸せ”を棚上げすることに疲れはじめ、親友のマイケルは夢を諦めて高給取りの広告マンに転身する。夢と現実の間で引き裂かれるジョンに、30歳の誕生日が近づいてきた。果たして、自分の夢は犠牲を払うに値するものなのか……。

ガーフィールドが演じるのは主人公のジョン役で、スーザンやマイケルなど、そのほかのキャスティングは不明。監督は『モアナと伝説の海』(2016)の作曲を手がけ、『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)でジャック役を演じたリン=マニュエル・ミランダが務める。2016年にブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン(原題:Hamilton)』の脚本・作詞・作曲・主演を務めたミランダは、トニー賞をはじめとする多数の演劇賞のほか、ピュリッツァー賞にも輝いた。なお、『tick, tick…BOOM!』を生み出したラーソンも、自身の死後に『RENT』でピュリッツァー賞を受賞している。

ラーソンによる戯曲を脚色するのは、同じくブロードウェイ・ミュージカルの傑作『ディアー・エヴァン・ハンセン(原題:Dear Evan Hansen)』の脚本を務めたスティーヴン・レヴェンソン。2019年には、サム・ロックウェル&ミシェル・ウィリアムズ主演で振付家ボブ・フォッシーと女優グウェン・ヴァードンの夫婦を描いたテレビドラマ「Fosse/Verdon(原題)」の脚本・製作総指揮を務めた。ミランダ&レヴェンソンという現代のブロードウェイを代表する才能は、天才作曲家の自伝的作品をいかに彩るのか。

アンドリュー・ガーフィールドは『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ以外にも、『わたしを離さないで』(2010)『ソーシャル・ネットワーク』(2010)『沈黙 -サイレンス-』(2016)『ハクソー・リッジ』(2016)『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018)など、数々の作品で実績を残してきた。2018年にはブロードウェイで『エンジェルス・イン・アメリカ』に出演してトニー賞を受賞しており、演劇界でも高い評価を得ている。

『ディアー・エヴァン・ハンセン』映画化企画も進行中

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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