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【ネタバレ解説】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でレイ◯◯◯◯◯ジェダイ◯◯

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
©2020 & TM Lucasfilm

この記事には、映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
レイに声送ったジェダイたち

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でレイは、死んだはずのパルパティーンから、彼を殺して新たな皇帝の座に付くよう迫られる。ジェダイとしてこれを拒むレイのもとに、善の心を取り戻したカイロ・レンも駆けつけるが、かえって二対のフォースをパルパティーンの目前に揃えてしまう結果となった。死をも欺くパルパティーンは、レイとレンのフォースの生命力を吸い上げ、命を吹き返す。レンは吹き飛ばされ、レイは気絶した。

更に力を増したパルパティーンは、頭上で繰り広げられるファイナル・オーダーとレジスタンス同盟艦隊の空中線めがけて強大なフォース・ライトニングを浴びせる。レジスタンス同盟艦隊の機体がコントロールを失い次々と落下する中、レイが意識を取り戻す。

「共にあれ」……亡きレイアの教え、先人ジェダイたちの意識に触れるという最終奥義がついに実現する。頭上、戦場、さらにその奥に広がる無限の宇宙から、無数の星々から、歴戦のジェダイたちの声がレイに呼びかける。

「君はひとりじゃない」、「Rise(立ち上がれ)」……。希望を繋いできたジェダイたちの力が、いま、レイに宿された。先人の声のまま、ジェダイの全てとなった“スカイウォーカー”が立ち上がる(The Rise of Skywalker)。

全9作に及ぶスカイウォーカー・サーガの集大成とも呼べるこのシーンで、レイに呼びかけたジェダイたちは一体誰だったか。ここでは、声で登場した先人ジェダイたちを紹介・解説する。

ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ルーク・スカイウォーカー
©Walt Disney Studio Supplied by LMK 写真:ゼータイメージ

レイが探し求めた伝説のジェダイ・マスター。『最後のジェダイ』では、ジェダイ伝説への失望と、ベン・ソロの指導を誤った後悔と恐怖から隠遁生活を送っていたことが明かされたが、霊体となって現れたヨーダの指導により改心。幻覚化した身体でカイロ・レンと対決し、そのまま生命力を使い果たした。

『スカイウォーカーの夜明け』では、レイアの死、自らの正体、もう少しでカイロ・レンを殺害するところだったという事実に動揺するレイの元に霊体として再登場。ジェダイとしての宿命を伝え、レイアのライトセーバーとかつての愛機X-ウイングを託して送り出す。

アナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
Hayden Christensen plays troubled young Jedi Anakin Skywalker in Star Wars: Episode III Revenge of the Sith. PHOTO: SUPPLIED BY GLOBE PHOTOS INC 2005 K43179 写真:ゼータイメージ

『エピソード1/ファントム・メナス』(1999)『エピソード2/クローンの攻撃』(2002)『エピソード3/シスの復讐』(2005)プリクエル3部作の主人公にして、『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)でダース・ベイダーよりジェダイとして帰ってきた“フォースにバランスをもたらす者”。パルパティーンが復活したことによりアナキンの犠牲は完遂されなかったことになるが、その意志を継ぐレイを冥界より見守っていた。レイには、「フォースにバランスをもたらしてくれ。僕がそうしたように」と優しく語りかけた。

オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
© & ™ Lucasfilm Ltd. Supplied by LMK Media 写真:ゼータイメージ

アナキンのかつての師であり、若き頃のルーク・スカイウォーカーをジェダイに導いたマスター。プリクエル3部作でオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーの声だ。レイには『フォースの覚醒』(2015)でも、フォース・ヴィジョンを通じて「これが最初のステップだ」と語りかけていたマスター・オビ=ワンは、『スカイウォーカーの夜明け』では「これが最後のステップだ」と告げる。

オビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』オビ=ワン・ケノービ
© Lucasfilm Ltd./Twentieth Century Fox Film Corp. 写真:ゼータイメージ

『エピソード4/新たなる希望』(1978)『エピソード5/帝国の逆襲』(1980)『エピソード6/ジェダイの帰還』の老年期オビ=ワンを演じたアレック・ギネスの声で、「レイ」と呼びかける声も響く。こちらは『フォースの覚醒』レイのフォース・ヴィジョン時と同じ。

メイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)

『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』メイス・ウィンドゥ
© Lucasfilm Ltd./Twentieth Century Fox Film Corp. 写真:ゼータイメージ

『エピソード3/シスの復讐』で、パルパティーンの企みをあと一歩のところで食い止められなかったマスター・メイス・ウィンドゥも、若きレイが再び銀河の敵討ちを果たす瞬間を見守った。

ヨーダ(フランク・オズ)

帝国軍を倒すべく、ルーク・スカイウォーカーをジェダイに鍛え上げた伝説のジェダイ・マスター。叡智の象徴的存在であるヨーダは、『最後のジェダイ』ではもう一度“若きスカイウォーカー”に知恵と勇気を与えた。ルークのみならず、レイのことも同様に見守っていたことになる。

クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)

スター・ウォーズ
©Lucasfilm Ltd./Photofest ゼータイメージ

オビ=ワン・ケノービのマスター。『エピソード1/ファントム・メナス』でパルパティーンのアプレンティス(弟子)であるシス卿ダース・モールに破れ命を落とした。『エピソード2/クローンの攻撃』では、アナキンの苦悩も見届けていた示唆がなされているから、アナキン、ルーク、レイと3世代に渡って長らく見ていたのだろう。

なおクワイ=ガンは、ジェダイが死後フォースと一体化する方法を発見した張本人である。そのため、オビ=ワンやヨーダ、ルークが霊体化できたのには、クワイ=ガンの研究が礎となっている。

※母を殺害されたアナキンが怒りに任せてタスケン・レイダーを大量虐殺する際に、クワイ=ガンが“Anakin! Anakin! Nooo!”と叫ぶ声が聞こえる。

アソーカ・タノ(アシュリー・エクスタイン)

『スター・ウォーズ /クローン・ウォーズ』アソーカ・タノ
© Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータイメージ

アニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」「反乱者たち」を中心に登場するジェダイで、アナキン・スカイウォーカーのパダワン(弟子)。クローン大戦では「第501大隊」と共に戦った。向こう見ずで楽観的な性格で、アナキンとは数々の戦いを通じて互いの絆を深めた。ジェダイ粛清令であるオーダー66時にはジェダイ・オーダーを離脱していたため無事だった。その後、かつての師がフォースの暗黒面に堕ちた事実に苦しみ、ベイダーと宿命の対決も経ている。実写映画には初登場。

アイラ・セキュラ(ジェニファー・ヘイル)

『エピソード2/クローンの攻撃』ジオノーシスの戦いにも参戦したジェダイ。「クローン・ウォーズ」ではアソーカとも任務を共にしている。オーダー66では、ジャングルの惑星フェルーシアでクローン・トルーパーの集中砲撃を浴びて亡くなった。

ルミナーラ・アンドゥリィ(オリヴィア・ダボ)

アイラ・セキュラ同様、『エピソード2/クローンの攻撃』ジオノーシスの戦いを生き延びたジェダイ。「クローン・ウォーズ」でも活躍する。「反乱者たち」では、帝国に投獄されて死を迎えたことが明かされた。

アディ・ガリア(アンジェリーク・ペラン)

「クローン・ウォーズ」に登場するジェダイで、アナキンやオビ=ワンと共に任務にあたっている。『エピソード1/ファントム・メナス』ではジェダイ評議会のひとりとして、アナキンの受け入れを検討する会議に着席している。

ケイナン・ジャラス(フレディ・プリンゼ・ジュニア)

スター・ウォーズ 反乱者たち
© Disney XD 写真:ゼータイメージ

「反乱者たち」の主要キャラクター。オーダー66を生き延びた、帝国時代の数少ないジェダイだ。マスターをオーダー66で失ったため、パダワンのまま逃亡生活を送っていた。「反乱者たち」主人公エズラがフォース感応者であることを見出し、ジェダイの訓練を施す。ダース・ベイダー、ダース・モール、大尋問官ら帝国軍やシスの強敵とも戦った。アソーカ・タノ同様、実写映画へ初登場となった。

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Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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