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「ウェンズデー」劇中でウェンズデーがまばたきをしない理由とは?

ウェンズデー
Netflixシリーズ「ウェンズデー」2022年秋 独占配信

ティム・バートン監督が『アダムス・ファミリー』の世界に挑む「ウェンズデー」で、主人公ウェンズデーを好演するジェナ・オルテガ。映画版でクリスティーナ・リッチが演じたアイコニックなキャラに新たな息を吹き込むため、いくつもの小さなディテールを役作りに取り入れていたようだ。その内のひとつが、ウェンズデーが「まばたきしない」点である。

Netflixの米公式Twitterは、オルテガ演じるウェンズデーがまばたきをしない理由について説明。どうやらハンターと初めて出会うシーンでオルテガが行った”ノーまばたき”を、ティム・バートン監督が気に入ったことがきっかけだったようだ。

「彼女がまばたきをしないテイクを行った後、ティム・バートンはその仕上がりに魅了され、ジェナ・オルテガに『ウェンズデーを演じるときはまばたきをしないように』と伝えた。だから、彼女はまばたきをしないのだ。」

またオルテガ本人も、その時の監督とのやりとりについて米Teen Vogueのインタビューで明かしている。

「撮影の最初の数週間で全くまばたきをしないテイクをやったら、ティムが『もうまばたきしないでほしい』と言ったんです。まばたきについて、自分では気づいていませんでした。ただ何となくそうなっただけなんです。

テイクを撮るたびに、私は顔をリセットして、顔の筋肉を全て下げていました。ティムは、私がキューブリックのように眉間から凝視するのをとても気に入っていましたから。ちょっと威圧的な感じです。その結果、まばたきしてなかったんだと思います。」

無意識の行いだったにも関わらず、その後ほぼ全シーンを通して「ノーまばたき」を徹底することになったオルテガ。その大変さは計り知れないが、いい意味でキャラクターの不気味さを際立たせる演出となっただろう。

ちなみに、オルテガが役作りに取り入れたディテールはこれだけでなく、撮影前にドイツ語を学び、チェロ、アーチェリー、フェンシングのレッスンも受けていたそうだ。また第4話の印象的なダンスシーンでは、自ら振り付けを行ったことも明かしている。

Source:Teen Vogue,New York Times

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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