マーベル「ワンダーマン」シーズン2が製作中止 ─ 発表から4ヶ月で異例の撤回

発表されていたマーベル・ドラマ「ワンダーマン」シーズン2の製作が中止になったことがわかった。2026年3月にシーズン2の製作が正式発表されたばかりだったが、約4カ月後に一転して幻と消えた。米Varietyが伝えた。
報道によると、シーズン2のライターズルームは一度も立ち上がることなく、参加予定だった脚本家たちは別の仕事に取り組めるよう契約から解放されたという。中止の具体的な理由は、現時点で明らかにされていない。
「ワンダーマン」は、スーパーパワーを隠して暮らす売れない俳優サイモン・ウィリアムズが、幼い頃から憧れていたヒーロー映画『ワンダーマン』のリメイク版オーディションに挑む物語。ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世がサイモン役を演じ、『アイアンマン3』(2013)や『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のトレヴァー・スラッタリー役でベン・キングズレーが再登場した。
2026年1月27日に全8話が一挙配信され、ハリウッド業界への風刺と、サイモン&トレヴァーの友情を中心にした異色のMCU作品として支持を集めた。評価も高く、米Rotten Tomatoesでは批評家スコア91%、観客スコア87%を記録。アブドゥル=マティーン2世は、本作でエミー賞コメディ部門主演男優賞にノミネートされたばかりだった。高評価と賞レースでの成果を得ながら、正式な続編発表まで覆される異例の結末となった。
本作をアンドリュー・ゲストと共同で立ち上げ、第1話と第2話を監督したのは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のデスティン・ダニエル・クレットン。奇しくも中止が報じられたのは、クレットンの最新監督作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が公開を迎えたタイミングだった。すでに高評価を獲得しており、大ヒットが確実視されている。
中止発表を受け、アブドゥル=マティーン2世はInstagramを更新。「人生って、そういうものですよね。すべてはなるようになる」と受け止めつつ、作品を観て、楽しみ、感想を広めてくれた視聴者に感謝した。
「この番組はちゃんと成功した。それが、この作品について僕が一番気に入っているところです。」
さらに、「クールな作品の一部になれてうれしい」と振り返り、最後には「エミー賞で会いましょう」と前向きに締めくくった。ショーランナーのゲストも「自分たちが作った番組をとても誇りに思う」とコメントし、キャストやスタッフ、作品を支持した批評家と視聴者に謝意を示している。
もっとも、「ワンダーマン」というシリーズは終了するものの、サイモン・ウィリアムズをはじめとする登場人物が、今後別のMCU作品に登場する可能性は残されているという。アブドゥル=マティーン2世版ワンダーマンの物語が、別の形で継続されることに期待したい。
「ワンダーマン」は、ディズニープラスにて独占配信中。




























