『バットガール』、DC実写映画初のトランスジェンダー・キャラクター描く

DCコミックス原作の新作映画『Batgirl(原題)』で、トランスジェンダー俳優がトランスジェンダーのキャラクターを演じることが明らかとなった。
米Deadlineによれば、『Batgirl』でトランスジェンダーのアリシア・ヨー役に起用されたのは、「ボクらを見る目」(2019)、「FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~」シーズン1などに出演している新鋭アジア系俳優のアイヴォリー・アキノ。アリシアは、DCコミックスの実写版映画に登場する初の主要トランスジェンダー・キャラクターとなり、アキノ自身もトランスジェンダーだ。
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原作コミックでアリシアは、『Batgirl』の主人公であるバーバラ・ゴードンの親友&ルームメイトで、シンガポール系の彼女はバーデンダーとして働きながらシェフを夢見ているキャラクター。映画の詳細はベールに包まれているが、原作と同じ設定を引き継ぐなら、バーバラとアリシアが生活を共にすることになりそうだ。
バーバラ役で主演するのは、『イン・ザ・ハイツ』(2020)のニーナ役で注目されたレスリー・グレース。『ジャスティス・リーグ』(2017)のJ・K・シモンズがゴッサムシティ警察のジェームズ・ゴードン役で続投し、ティム・バートン版『バットマン』シリーズに主演したマイケル・キートンがバットマン/ブルース・ウェイン役を再演。ファイヤーフライ/ガーフィールド・リンズ役のブレンダン・フレイザー、ジェイコブ・スキーピオの出演も決定済みだ。『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020)の監督コンビ、アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーがメガホンを取り、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(2020)のクリスティーナ・ホドソンが脚本を担当する。
『Batgirl(原題)』は、2022年に米国公開予定。
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Source:Deadline