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【ネタバレ】『チップとデール』ジャー・ジャー・ビンクス登場版の絵コンテが公開 ─ 「アイツ」のポジションだった

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この記事には、『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』のネタバレが含まれています。

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ
©2022 Disney Enterprises. Inc.

『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』、アグリー・ソニックの代わりにジャー・ジャー・ビンクスが登場する案あった

掟破りのカメオや小ネタが登場し、品行公正なディズニーのイメージを逆手にとるようなブラックジョークが満載だった『チップとデールの大作戦』。中でも話題を呼んだ一つが、実写化に失敗したソニック・ザ・ヘッジホッグ、その名も「アグリー・ソニック」のカメオだ。

詳細はこちらの記事にて解説しているが、「アグリー・ソニック」とは2020年公開の映画『ソニック・ザ・ムービー』でソニックが初実写化される際、妙に人間みたいな気持ち悪い容姿で大批判され、ボツになったデザインのこと。実写ソニックはセガゲームスやパラマウントが権利を持つため、ディズニー映画に登場すること自体が可笑しいし、ネットミーム化したアグリー・ソニックをキャラクター化してしまうという「まさか」の発想も面白いイースターエッグだ。

しかし、ある時点の案で、このアグリー・ソニックのポジションは別のキャラクターが務める予定だったという。それは『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)に登場し、同じくファンから大ひんしゅくを買ったアイツ、ジャー・ジャー・ビンクスだったそうだ。

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本作でストーリー・ボードを手掛けたシメオン・ウィルキンズは、ファン・エキスポの場面でアグリー・ソニックの代わりにジャー・ジャーが登場する絵コンテをInstagramに投稿。「たくさんのキャラクターたちが置き換えられた」とコメントが添えられているが、ジャー・ジャーはその1人だったのだ。他にも、『モンスターズ・インク』のマイクとサリー、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督っぽい男性とグルートのスタチュー、『ベイマックス』のベイマックスも描かれている。

もっとも、これらのキャラクターは全てディズニー関係だ。別会社の、それも黒歴史のような存在であるアグリー・ソニックが登場するだなんて、視聴者は全く予想だにしなかっただろう。

ちなみにジャー・ジャー・ビンクスといえば、『ファントム・メナス』劇中での間抜けな役回りで散々馬鹿にされてきたキャラクターだが、演じた俳優アーメド・ベストが行き過ぎた誹謗中傷を心労に自殺を考えていた、という話題があって、多くのファンが当時を反省していたところである。もしもジャー・ジャーが登場していたら、チップとデールにイジられたり、自虐したりといった展開になっていただろうが、アーメドがそうしたオファーを承諾できたかは分からない。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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