メル・ギブソンが謝罪、手話通訳者をまねた行為に「思慮に欠けた愚行だった」

俳優のメル・ギブソンが、カナダ・トロントのファンイベントでASL(アメリカ手話)通訳者をまねるような仕草を見せたとして批判を受け、謝罪した。米Varietyに声明を寄せている。
事の発端は、2026年8月29日に開催されたFan Expo Canada。ギブソンは、自身のキャリアを振り返るトークイベント「From Braveheart to Mad Max: A Q&A With Mel Gibson」に登壇した。
SNSで拡散された映像では、司会者の紹介をASLで通訳している人物の背後からギブソンがステージに登場。観客の方を向き、通訳者の動きをまねるように両手を小刻みに動かした後、ステージ中央に向かっている。通訳者は観客に向かって通訳を続けており、ギブソンの仕草に気づいた様子は見られない。
この短い映像が拡散されると、ASLと通訳者をからかう行為だとして批判が相次いだ。ASL通訳は、ろう者や難聴者が会場での発言にアクセスするために配置されているもの。手話を意味のない身振りとして扱ったように見えることから、通訳者個人だけでなく、ASLとアクセシビリティそのものを軽視する振る舞いだとの反発を招いた。
ギブソンは、「スポットライトの当たるステージに出ると頭が混乱することがある」と前置きした上で、次のように謝罪した。
「突発的で思慮に欠けた愚行が表に出てしまいました。悪意はありませんでした。不快な思いをした方には、心よりお詫びします」
声明では問題の振る舞いを“愚行”と認めた一方、ASL通訳者本人には直接言及しておらず、個別に謝罪や連絡を行ったかどうかは明らかになっていない。
ギブソンは現在、『パッション』(2004)の続編となる2部作『The Resurrection of the Christ(原題)』の撮影を終え、ファーストルックも公開済み。前編は2027年5月6日、後編は2028年5月25日に米国公開予定となっている。
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Source:Variety























