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『リーサル・ウェポン5』概要が判明「歳を取って1人は引退、もう1人はデスク勤務」 ─ 監督メル・ギブソン「あと1年ほどで実現するかも」

リーサル・ウェポン
©Warner Bros. Entertainment Inc.

長年実現が待たれている『リーサル・ウェポン』第5作は、年齢を重ねたリッグス&マータフを正面から描く作品になるようだ。監督・主演を予定しているメル・ギブソンが、これまでほとんど伏せられていた物語の方向性を明かした。

Colliderのスティーヴン・ワイントローブがFan Expo Bostonで行ったインタビューで、ギブソンは第5作について、過去4作品とのつながりは最小限にとどめ、それ自体で成立する物語になると説明。さらに主人公コンビの現在について、こう明かしている。

「登場人物はかなり変わっています。年を取っていて、一人は引退し、もう一人はデスク勤務。彼は太りすぎています。それにローテクです。」

ギブソンは、どちらが引退しているのかまでは明言していない。第1作からおなじみのマーティン・リッグスとロジャー・マータフが、かつてのように二人そろって現場を駆け回っている状況ではないことだけは確かなようだ。

アクションの方向性も、シリーズ後期のようにスケールを拡大していくものではないという。ギブソンによれば、大規模な爆発や複雑なスペクタクルには頼らず、それでも大作アクションとしての勢いや推進力は維持する構想。自身の監督作『アポカリプト』(2006)で徒歩の追跡劇をカーチェイスのような勢いで演出したことを例に挙げ、第5作では従来作の要素を残しながら、より登場人物そのものに焦点を当てると説明した。

第5作の構想は、前4作品すべてを手がけたリチャード・ドナー監督のもとで進められていた。ドナーは2021年に逝去したが、生前にギブソンへ自身に何かあった場合は監督を引き継いでほしいと伝えていたという。脚本家リチャード・ウェンクとドナーが作っていた脚本をもとに、ギブソンはウェンクと改稿を重ねた。2022年にはすでに脚本の完成を報告しており、当時は2023年の撮影開始にも自信を示していたが、実現には至らなかった。

今回ギブソンは、ドナーならどうするかを考えながらウェンクと脚本を完成させたと振り返り、第5作の脚本についてシリーズ過去作を上回る出来だと自信を見せている。一方、映画そのものは現在も「業界的な映画の地獄」とでもいうべき状態に閉じ込められているとして、脚本完成後に撮影へ進むはずだったものの、企画が軌道に乗らないと説明した。

実際、『リーサル・ウェポン5』の停滞は長期化している。オリジナル版の脚本家シェーン・ブラックも2025年、現行脚本をしばらく読んでいないと断った上で、「新作をやるには理由が必要」と企画の難しさを語っていた。長い年月を経たあとに、シリーズの結末として必然性のある物語をどう見つけるかが課題だという見方だった。

今回明かされた「年を取った二人」「引退とデスク勤務」「派手な爆発より人物に焦点を当てる」という構想は、少なくともその問いに対するギブソン側の答えの一端とも受け取れそうだ。もっとも、ブラック自身が現在の脚本に関与している、あるいは現稿を評価していることを意味するものではない。

ギブソンは製作停滞の背景としてワーナー側の企業事情にも言及し、Paramount SkydanceによるWarner Bros. Discovery買収が状況を動かすことに期待を寄せた。両社は2026年2月に買収について最終契約を締結したが、取引はまだ完了していない。

ギブソンは、買収を経て企画の“鎖”が外れれば「あと1年ほど」で動きが見られる可能性にも言及している。ただし、これは本人の希望を含む見通しであり、『リーサル・ウェポン5』の撮影開始時期や公開日は現時点で正式発表されていない。

Source:Collider, Paramount

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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