ニコラス・ケイジ、法的に改名していた

ニコラス・ケイジが、実は昨年、自身の名前を法的に変更していたことを明かした。米Varietyのインタビューで語っている。
ケイジといえば、本名はニコラス・キム・コッポラ。『ゴッドファーザー』シリーズなどで知られる巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督を叔父に持つ、映画界の名門コッポラ家の出身である。一方、俳優としては長らく“ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)”の名で活動してきた。姓の“ケイジ”は、マーベル・コミックのヒーロー、ルーク・ケイジに由来するものとして知られている。
今回のインタビューで、スーパーヒーローから取った“ケイジ”という名前が自身にどう影響したのか、今も“ニコラス・ケイジ”として知られていることに違和感はあるかと尋ねられたケイジは、「いいえ。僕はニック・ケイジ(Nick Cage)です」と回答。「昨年、法的に名前を変えました。実生活でもニック・ケイジですし、カメラの前でもニック・ケイジです」と明かした。
ケイジは、その理由について「誰かの一族の端にいる“おどけた従兄弟”でいるより、自分の小さな家族の家長でいる方がいい」と説明している。つまり、コッポラ家の一員として見られるよりも、自分自身の名前で立つことを選んだということだ。
“ケイジ”という名前については、コミックでルーク・ケイジに出会った時、「クールな名前だと思った」と振り返っている。また、前衛的で芸術的な家庭で育ったことから、実験音楽で知られる作曲家ジョン・ケージの名前も身近にあったという。ケイジが求めていたのは、「ジェームズ・ディーン」のように短く、覚えやすい名前だった。
もっとも、“ニコラス”の名は残した。父が名付けた名前だからだという。ただし、フランス語式の綴りである“Nicolas”については、英語圏ではしばしば“h”を入れた“Nicholas”と間違えられるため、「ずっと困っていた」とも冗談交じりに語っている。
インタビュアーから「スーパーヒーローのような響きですね」と言われると、ケイジは「ニック・ケイジ、それともニコラス・ケイジ?」と応じる。相手が「ニック・ケイジ」と答えると、「そう思います。いっそ削って“Nick”だけにすればよかったと思いますか? 僕は両方です。みんな、僕のことをどちらでも知っていると思います」と語った。
ちなみに、2022年の主演作『マッシブ・タレント』劇中でも、ケイジは「俺はニック・ファッキン・ケイジだ!」と叫ぶように名乗っている。
俳優としての表記が今後すべて“Nick Cage”に統一されるのかは不明だが、少なくとも本人の意識としては、いまや“ニック・ケイジ”が自分の名前ということらしい。コッポラ家に生まれ、コミックから取った名でキャリアを築き、ついにはその名を法的にも自分のものにした。ニコラス・ケイジ、あるいはニック・ケイジらしい、どこかヒーロー誕生譚のような話である。
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Source:Variety




























