『ヒックとドラゴン2』で撮影事故、スタッフが指を切断 ─ 休憩時間の不足に起因か

実写版『ヒックとドラゴン』の続編映画『ヒックとドラゴン2(仮題)』の撮影中に、スタッフが事故で負傷したことが明らかとなった。
米Varietyによると、2026年4月上旬、英スカイ・スタジオ・エルストリーの撮影現場で、特殊効果技師とみられる人物がのこぎりを使用した作業中に、片手の指を複数切断する事故が発生した。大がかりな手術が行われたものの、切断された指は再接合できなかったという。
事故の詳しい状況は明らかになっていないが、2025年に英国放送業界の労働組合Bectuはプロデューサー団体Pactと共同で、映画やテレビ制作現場における安全衛生上の懸念について声明を発表している。
両団体の調査によれば、多くの安全リスクは契約で定められた休息時間が十分に確保されないまま次の勤務が始まる状態、いわゆる「ブロークン・ターンアラウンド」に起因しているという。
Bectuの全国書記スペンサー・マクドナルドは、「ブロークン・ターンアラウンドは、労働者が安全かつ効果的に仕事を行う能力に影響を与えます。Bectuに寄せられた報告では、多くの映画・テレビ業界の労働者の間で疲労や事故、ニアミスが頻繁に発生しており、メンタルヘルスの状態も悪化しています」と述べた。
2026年2月に撮影が開始された続編はアニメーション版の第2作『ヒックとドラゴン2』(2014)の実写化となり、前作に続きアニメシリーズからディーン・デュボアが監督・脚本を務める。
出演者として、ヒック役のメイソン・テムズ、親友アスティ役のニコ・パーカー、父ストイック役のジェラルド・バトラー、フィッシュ役のジュリアン・デニソン、スノット役のガブリエル・ハウエル、ラフ役のブロンウィン・ジェームズ、タフ役のハリー・トレヴァルドウィンが続投する。
さらにヒックの母ヴァルカ役として、アニメ版で声優を務めたケイト・ブランシェットが参加。新キャストとして『MEG ザ・モンスター』(2017)のオラフル・ダッリ・オラフソン、「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」のフィル・ダンスターが名を連ねる。
映画『ヒックとドラゴン2(仮題)』は2027年6月11日に米国公開予定。
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Source:Variety































