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「アイアンハート」でメフィストがMCU参戦か ─ 『ボラット』サシャ・バロン・コーエン、第5~6話に登場へ

アイアンハート(原題)
 (c) 2022 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「アイアンハート」で、コミックの人気ヴィラン・メフィストがいよいよMCUに参戦する? 米Deadlineが、SNSや米国メディアで話題を呼んでいる噂の続報を伝えた。

以前からMCUへの登場が期待されているメフィストは、悪魔のような姿をした赤色のヴィランで、圧倒的な身体能力のほか、魔術による現実改変、変身、魂の吸収などを操るヴィラン。コミックではスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフが双子の息子に命を与えるため、知らぬうちにメフィストの魂の断片を利用してしまうエピソードがあり、「ワンダヴィジョン」(2021)での初登場を予想する声もあったが、これは叶わなかった。

報道によると、「アイアンハート」でメフィスト役を演じるとみられているのは、『ボラット』シリーズや『シカゴ7裁判』(2020)のサシャ・バロン・コーエン。2020年10月18日(米国時間)には、出演に関する関係者の証言が報じられたほか、イギリスのパインウッド・スタジオにて本人が目撃されたともいわれている。Deadlineによると、報道のあともさらなる根拠が出てきているようだ。

ボラット サシャ・バロン・コーエン
User Skssoft on de.wikipedia; Michael Bulcik / SKS Soft GmbH Düsseldorf https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Borat_in_Cologne.jpg

また10月26日の報道によると、本作におけるコーエンの出番はおそらく第5~6話のみとのこと。シリーズは全6話構成のため、今回はあくまで顔見せにすぎず、その後の作品で本格的に活躍する可能性が高い。そもそも「アイアンハート」のメインヴィランは同じく魔法を操るザ・フッド/パーカー・ロビンスであり、『イン・ザ・ハイツ』(2021)のアンソニー・ラモスが演じる。メフィストの登場が事実だとすれば、ザ・フッドとの関係性もポイントのひとつになるだろう。

マーベルが以前発表したところによると、「アイアンハート」は若き天才科学者のリリ・ウィリアムズ(演:ドミニク・ソーン)を主人公に、“科学と魔法の対立を掘り下げる”シリーズとなる。メフィストの登場にはぴったりの機会とも思われるが、その後もMCUは「ワンダヴィジョン」のスピンオフドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題)」を2023年冬に控える。「アイアンハート」が2023年秋の配信予定だから、メフィストがさっそく連続で登場することもありそうだ。

「アイアンハート」では『ブラックパンサー』シリーズのライアン・クーグラー監督が製作総指揮を務め、脚本は「スノーピアサー」(2020)のチナカ・ホッジ、エピソード監督には「親愛なる白人様」のサム・ベイリーと「アトランタ」のアンジェラ・バーンズが就任。

出演者はアイアンハート/リリ・ウィリアムズ役に『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のドミニク・ソーン、ザ・フッド/パーカー・ロビンス役に『イン・ザ・ハイツ』(2021)のアンソニー・ラモスのほか、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のオールデン・エアエンライク、「THIS IS US/ディス・イズ・アス」(2016-)のリリック・ロス、「グッドガールズ:崖っぷちの女たち」(2018‐2021)のマニー・モンタナ、新鋭ハーパー・アンソニーら。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)からMIT職員役のジム・ラッシュも再登場する。

なお、アイアンハートは本作に先駆けて『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022年11月11日公開)で初登場。まずはMCUの科学サイドにフォーカスし、彼女の物語が幕を開ける。

ドラマ「アイアンハート(原題:Ironheart)」は2023年秋にディズニープラスで独占配信予定

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Source: Deadline(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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