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『ジャスティス・リーグ』は「キャリアのどん底」とベン・アフレック、「最悪だった」「ああやって映画を作ってはいけないと学んだ」

DC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)でバットマン/ブルース・ウェインを演じたベン・アフレックが、同作の再撮影を「キャリアのどん底」だったと米ポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」にて振り返った。製作途中でザック・スナイダー監督が降板した経緯についても、スタジオ側の対応を痛烈に批判している。

『ジャスティス・リーグ』は、もともとスナイダー監督が手がけていた作品。2017年、娘の死という悲劇に見舞われたスナイダーが製作から離脱し、ジョス・ウェドン監督が再撮影と仕上げを引き継いだ。しかし、完成した劇場公開版はスナイダーの構想から大きく変更され、批評・興行の両面で厳しい結果となった。

アフレックは、当時の製作環境を「いくつもの理由で、非常にネガティブな経験だった」と回顧。スタジオと映画監督の対立が作品にもたらした悪影響を指摘した。

さらに、この製作過程から「ああやって映画を作ってはいけない、ということを学びました」と説明。スタジオと映画監督が対立する状況は大きな間違いであり、それが作品を失敗に導いたとの見方を示した。

一方、ファンの運動などを経て2021年に『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が実現したことについては、「ザックが自分のバージョンを公開できて、本当に嬉しかった」と喜びを語っている。

「でも、ザックが映画から外されて、僕たちが再撮影をやることになったのは、本当にひどいことでした。僕のキャリアのどん底を挙げるなら、あれです。」

特にアフレックが強い不快感を示したのは、スナイダー監督の家族に起きた悲劇と、監督交代の関係だった。

「家族が自ら命を絶つというのは、何よりも重大なことです」としたうえで、スタジオ側がその出来事を監督交代の口実に利用したように感じたと主張。「これまで見てきた中でも最悪の部類でした。本当に不快でした」と憤りをあらわにした。

再撮影現場の雰囲気についても「これ以上ないほどひどいものだった」と表現。ただし、自身がすべての出来事を直接見聞きしたわけではないと断ったうえで、レイ・フィッシャーやガル・ガドットら、ほかの出演者から伝え聞いた経験にも言及している。

実際、サイボーグ役のフィッシャーは2020年、ウェドンによる現場での振る舞いを「下劣で、虐待的で、プロではなく、受け入れがたい」と告発。ワンダーウーマン役のガドットも、ウェドンからキャリアを脅かされたと主張した。ウェドンは後にこれらの疑惑を否定している。

アフレック自身も当時は私生活で困難を抱えており、飲酒量が増え、離婚も経験していたという。しかし、こうした個人的な問題は苦痛だったとしながらも、映画の製作上の問題を引き起こしたわけではないと強調した。

振り返れば、アフレックは2017年の再撮影当時、米Entertainment Weeklyの取材に対して、ウェドンの参加を歓迎していた。「ザックとの仕事も、ジョスと作ったものも大好きです」と述べ、両監督の作風が融合した「興味深い成果」になると期待を寄せていたのだ。当時は再撮影による作風の変更についても報じられていた。

もっとも、アフレックはその後、『ジャスティス・リーグ』の製作経験を繰り返し酷評。以前には、この経験が自身のバットマン単独映画の監督を断念する一因になったことも明かしている。

先ごろも、DC映画がダークな作風を追求した結果、若い観客層を失ってしまったという当時の問題意識について語っていたアフレック。作品の方向性をめぐるスタジオ側の懸念には一定の理解を示しているものの、その解決策として行われた監督交代と大規模な再撮影については、今も納得していないようだ。

Source:Happy Sad Confused, Variety, Entertainment Weekly

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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