『ジョン・ウィック』ゲーム化、近く詳細発表か

息つく暇ない『ジョン・ウィック』の世界にプレイヤーが飛び込める。米ライオンズゲート会長のジョー・ドレイクは同社第4四半期決算説明会で、シリーズの新たなゲームに関する告知が近く行われることを認めた。米Comicbook.comがその発言を伝えた。
この度のゲーム化構想は2022年11月頃から伝えられていたもの。ライオンズゲート社にゲーム化の提案が持ち込まれており、「ぜひ進めたいと思っている」という感触が語られていた。それから約半年が経ってドレイク氏は「ビデオゲーム化の話し合いを継続している」「近いうちに具体的な発表ができる」と明らかにした。
ドレイク氏は『ジョン・ウィック』シリーズがアクション映画ジャンルとしては類稀なる成長を遂げたことを高く評価しており、「社内に大きなエネルギーと興奮を与えてくれている」とも話していると伝えられた。既に伝えられているスピンオフ映画やTVドラマシリーズなどを通じて、今後も観客のニーズに応える作品供給を継続する構えを示した。
『ジョン・ウィック』シリーズは2014年の第1作公開から約10年の時を経て、今や堅実なドル箱シリーズとなっている。第1作目の世界興収は約8,800万ドルだったが、最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は4億2,800万ドル。右肩上がりの成長を続け、1作目当時からおよそ5倍ほどの成績をあげるまでに至っている。
日本では2023年9月のシリーズ第4作『コンセクエンス』公開が待たれているが、すでに5作目の製作予定も公言されている。
なお『ジョン・ウィック』のゲームはすでに『John Wick Hex』というストラテジーゲームが2019年に先例として存在するが、この度の企画は予算や開発期間を一定以上かけて制作される「AAAタイトル」となる予定。より大規模なゲームになると期待できる。
映画などのIPに基づくゲームタイトルといえば、『バットマン:アーカムシリーズ』や『Marvel’s Spider-Man』、『ホグワーツ・レガシー』などが大きなヒットを記録している。『ジョン・ウィック』新ゲームに映画版のキャラクターが登場するかは不明だが、ジョン・ウィックがフィーチャーされるとしたら、キアヌ・リーブスにとっては『サイバーパンク2077』以来のゲーム登場となりそうだ。
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Source:Comicbook.com