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『ジョーカー』金獅子賞に輝く ─ アメコミ映画史上初の栄誉、ベネチア国際映画祭にて

ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

米ワーナー・ブラザース/DCコミックスの『ジョーカー』が、第76回(2019年)ベネチア国際映画祭の最高栄誉である金獅子賞に輝いた。

世界の映画祭の中でも最古の歴史を誇るベネチア国際映画祭金獅子賞は作家性/アート性の高い作品を重視する特徴にあり、ハリウッド大手スタジオによる作品が選ばれるのは稀。アメコミ映画としては史上初の快挙となる。2018年はアルフォンソ・キュアロン監督作『ROMA/ローマ』が、2017年はギレルモ・デル・トロ監督作『シェイプ・オブ・ウォーター』が選ばれた。両作はその後アカデミー賞で大きな注目を集めており、『ジョーカー』は名実ともにオスカー最有力候補になったと言えるだろう。


『ジョーカー』は、バットマンの好敵手であり”狂気の犯罪王子”として愛されてきたDCコミックスの人気ヴィランを初めて単独映画化する作品。コメディアンを夢見る孤独で心優しい男アーサーが、狂気のジョーカーへ変貌していく過程を描くサスペンス作品だ。ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じ、トッド・フィリップスがメガホンを取った。

ジョーカー
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

金獅子賞の授与式には、トッド・フィリップス監督と主演ホアキン・フェニックスが登壇。フィリップス監督が壇上で謝辞を述べた。ワーナー・ブラザースのバーバラ・セルビに向けては、「初期カットを観て、これはアルバート(ヴェネツィア国際映画祭ディレクター)に見せるべきだと進言してくれてありがとう」と謝意を表した。その後、ワーナー・ブラザース マーケティング長のブレア・リッチ、プロデューサーとして従事したブラッドリー・クーパーらに謝辞を述べた後、「彼なしでこの映画はありませんでした。ホアキン・フェニックス、すさまじく…」と紹介したところで一際大きな拍手が起こった。鳴り止むのを待った監督は、「ホアキンはすさまじく、勇敢で、最も心の開かれた獅子。美しい魂です。君の狂気の才能を、私に委ねてくれてありがとう」と述べ、ホアキンとハグを交わした。

『ジョーカー』は2019年8月31日(現地時間)ベネチア国際映画祭で初上映を迎え、上映後は8分間にもおよぶスタンディングオベーションで盛大に讃えられていた。観客や批評家からは賛辞の声が続出し、同映画祭ディレクターのアルバート・バルベーラ氏は「ジャンルの限界を超えています」「アカデミー賞も大きな見込みがあると思います」と最大級の賛辞を贈っている。

熱狂レビューはこちら

映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)日米同日、全国ロードショー。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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