マッツ・ミケルセン、「ハンニバル」シーズン4に「チャンスはある」

マッツ・ミケルセンが若き日のハンニバル・レクター博士を演じた「HANNIBAL／ハンニバル」は、2015年にシーズン3をもって打ち切りとなった。今なおシリーズ継続が熱望される中、ミケルセンはレクター役再演の可能性を前向きに語っている。

出演作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のロサンゼルス・プレミアに出席したミケルセンは、米Deadlineから「ハンニバル」復活の可能性を聞かれ、「チャンスは常にあります」とコメント。「（シリーズを引き受ける放送局やプラットフォーム）ホームを見つけることが重要です。もちろん、もう時間がありません。でも今後2、3年でホームが見つかれば、我々全員がまた（「ハンニバル」製作に）取りかかる準備は万端だと思います」。

ドラマ「ハンニバル」は、あらゆる犯人に共感し、その動機や犯行当時の感情を再現できる能力を持つ犯罪プロファイラーのウィル・グレアムと、精神科医のハンニバル・レクター博士の関係に焦点を当てたサイコ・サスペンスシリーズ。米NBCで2013年～2015年まで放送され、批評家から高い評価を獲得したものの、シーズン3で終了を迎えた。以来、ファンからはシリーズの復活を望む声が絶えず、2022年にはオンライン署名サイトChange.orgにてシーズン4製作を求めるキャンペーンも立ち上げられていた。

マッツはかねてよりシリーズ継続に意欲を示しており、米Netflixでの配信を機に「ハンニバル」人気が再燃した際は、「（新シーズンの）話が再び活性化している」とシーズン4の実現に期待を寄せていた。その後も進展がない理由は、今回マッツが述べた通り、製作する放送局やプラットフォームが見つからないからだろう。

一方、ウィル役のヒュー・ダンシーは以前、シーズン4が実現しないであろう理由のひとつとして、番組の高額な製作費を挙げていた。「HANNIBAL／ハンニバル」のようなカルト的人気作品であっても、シリーズを継続していくのは容易ではないようだ。ただしダンシー自身は復帰に前向きで、「聞かれるたびに“是非やりたい”と言い続けています。これは本心です」と語っていた。あと3年以内に「ハンニバル」復活となるか、今後の動きに注視していきたい。

Source:Deadline