『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のマーベルに「唯一の解毒剤がある」とRDJ ─ 「『インフィニティ・ウォー』で全員が結束したのは、ブローリン(サノス)を倒すためだった」

ロバート・ダウニー・Jr.、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』成功の鍵はドクター・ドゥームにあり ─ 「映画は悪役次第」
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に帰ってくるロバート・ダウニー・Jr.が、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ(原題)』で演じるヴィクター・フォン・ドゥーム/ドクター・ドゥームについて語った。MCUを代表するヒーロー、トニー・スターク/アイアンマンを演じてきた男が、今度は“最大の悪役”として戻ってくる。その重圧は、やはり本人も強く意識しているようだ。
米CBRの企画でダウニー・Jr.は、『ドゥームズデイ』について「これまで以上に、世界の物語を語っている」と表現。スーパーヒーロー映画として観客が楽しめる形を取りながらも、その奥では、より大きな時代性や世界の物語を扱っているという認識だ。
そのうえでダウニー・Jr.は、本作を『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)と結びつけながら、こう語っている。
「映画は悪役次第です。『ドゥームズデイ』を『インフィニティ・ウォー』と結びつけるなら、あの時に全員がひとつになれたのは、“ブローリンに立ち向かわなければならない”ということでした。」
ここで言う“ブローリン”とは、『インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でサノスを演じたジョシュ・ブローリンのこと。サノスは、MCUにおける最大級の脅威として観客にも強烈な印象を残した。ファンは『インフィニティ・ウォー』で悪役サノスの勝利を目の当たりにし、「来年の『エンドゲーム』でどうやってサノスを倒せるのか」と議論したものだ。これは劇中のヒーローたちを結集させただけでなく、世界中のファンの期待感も一つの巨大な塊にまとめあげた。
ダウニー・Jr.は、単に自分の演技だけで本作が成立するわけではないとも語っている。自身はできるだけ主観的にならず、監督のルッソ兄弟のように考え、脚本家ルームにいるような感覚で作品を捉えようとしているという。大きな期待の中で重要なのは、「まだ十分にやりきられていないことは何か」を探すことだとした。
製作過程では、試行錯誤もあったようだ。「ここは変えよう」と方向転換する瞬間もあったというが、最終的には「十分すぎるほどの場所にたどり着いた」と自信をのぞかせている。ダウニー・Jr.によれば、それは自分がどう演じたかだけの問題ではなく、物語の構成、そして他のキャラクターたちの配置にも関わるものだという。
さらに興味深いのは、ダウニー・Jr.が『ドゥームズデイ』とその先に、「『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の後で、どうすれば失望させずに済むのか」という問いへの“唯一の解毒剤”があると語っていることだ。MCUにとって、あの2作はひとつの到達点だった。ヒーローたちが敗北し、喪失を経験し、最終的に大きな犠牲を払って勝利する。その感情的な記憶を今も持つ観客に、次なる“アベンジャーズ”映画をどう届けるのか。『ドゥームズデイ』は、その難題に真正面から向き合っているようだ。
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年12月18日日米同時公開。続く『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』は2027年12月17日に米国公開予定だ。
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Source:CBR























