Menu
(0)

Search

『Michael/マイケル』どうやってマイケル・ジャクソンを完全再現したのか?ジャファー&ジュリアーノが明かす、途方もない努力の裏側【インタビュー】

“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの生涯を描く映画『Michael/マイケル』で、マイケル役を務めたジャファー・ジャクソンと、幼少期のマイケルを演じたジュリアーノ・クルー・ヴァルディが来日。揃ってTHE RIVERの単独インタビューに応じた。

ジャファーは、マイケルの兄ジャーメイン・ジャクソンを父に持つ、マイケルの実の甥。本作が映画初出演にして初主演となる。劇中では、圧倒的なパフォーマンスはもちろん、ステージを降りたマイケルの声や仕草、繊細な佇まいまでも再現してみせた。一方のジュリアーノは、本作以前からSNSなどでマイケルのダンスを披露して注目を集めていた若き才能。幼少期のマイケルを演じるにあたり、ただ“踊れる”だけでは届かない難しさにも向き合ったという。

インタビューでは、撮影初日に行われたバッド・ツアー「バッド」再現シーンの舞台裏、マイケルの話し声を“第二の天性”にするまでの訓練、そして2人が考えるマイケル・ジャクソンの“魔法”について語ってもらった。ジャファーが目指したのは、モノマネではなく、マイケルという人物の真実に触れること。ジュリアーノが見つめたのは、スターになる前のマイケルが持っていた、ひとりの少年としての姿だった。

映画『Michael/マイケル』でジャファー・ジャクソン&ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ 単独インタビュー

──ジャファーさん。本作の撮影初日はバッド・ツアーでの「バッド」のパフォーマンスだったそうですね。想像するに、あなたが現場入りして、ステージに上がって、数百人のクルーたちがあなたを「彼が我々のマイケル・ジャクソンだ」という目で見つめていたんでしょう。その瞬間のことを覚えていますか?

ジャファー:あの瞬間は凄まじいエネルギーに満ちていました。あの瞬間を迎えるまで、何年もかけてたくさん準備してきましたから。だから、セットに立った時は大きな安堵がありました。そして、クルー全員からの興奮と不安も感じました。なにせ、初日でしたからね。だから、どうなるか本当に予想がつきませんでした。あの瞬間を捉えるには、動いている要素があまりにも多すぎましたから。

でも、音楽が流れ始め、エキストラやクルーが揃い、照明が整うと、あれは本当に……まるで本物のコンサートのようになりました。あれは撮影期間中、一番特別な瞬間でしたね。全身全霊で、あの瞬間を楽しみました。

Michael/マイケル
(R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

──今、こうしてあなたの話し声を聞いて、劇中の声と全然違うので驚いています。マイケルの普段の話し声は、どう再現したのですか?

ジャファー:YouTubeの動画や、自分で持っている音声テープの中から、彼が普通に会話している話し声をできるだけ聞き込んで、かなり練習しました。とにかく彼の話し声が入っているテープをかき集めて、数年間かけて毎日繰り返し聴き込み、自分なりに外に出て、できる限りを尽くして話したり、ときどき外を歩きながら話したり、彼の声で本を声に出して読んだりしました。

そうして、完全にリラックスした状態で、まるで第二の天性のように自然に話せるようになるまで極めたかったんです。だから、あまり分析的に考えすぎないようにしました。考えなくても、自然に出てくるようにしたかったんです。

──ジュリアーノ、あなたは本作以前から、元々マイケルのパフォーマンスをしていましたよね。どうしてパフォーマンスを始めたんですか?本作にはどのように参加したのですか?

ジュリアーノ:オーディションを受けました。その時は、本当に何度もオーディションを受けました。かなり長いプロセスでした。役が決まってからは、家でリハーサルをしたり、スタジオでリハーサルしたり、いろんな段階で振付師のRich + Toneと練習しました。

すごく長くて、退屈にもなる経験でしたけど、みんなが味方になって助けてくれたおかげで、この役をやれるようになりました。覚えるべき動きも細かく分解して教えてくれたので、動きの仕組みも理解できたし、わかりやすくなったので嬉しかったです。

Michael/マイケル
(R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

──どういう経緯で、マイケルのファンになったの?

ジュリアーノ:マイケルのファンになったのは、おばあちゃんが教えてくれたからです。4歳か5歳の時でした。おばあちゃんが「スムーズ・クリミナル」のMVを見せてくれて、すぐに大好きになりました。あの曲が大好きで、今でも一番のお気に入りです。

あの日から、僕はずっと彼のダンスを練習し続けてきました。だからこの役をもらう前からずっとダンスしていたんですけど、役をもらった時点で、もう何をすべきかはなんとなくわかっていました。年上の時のマイケルのような練習方法は知っていたんですが、でも小さい頃のマイケルを理解するのはすごく難しかったです。青年期のマイケルとは、全然違う踊り方をしていますからね。

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly