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『Michael/マイケル』どうやってマイケル・ジャクソンを完全再現したのか?ジャファー&ジュリアーノが明かす、途方もない努力の裏側【インタビュー】

──もし、今のあなたと同い年のマイケルと友達になれるとしたら、どんなことを話してみたいですか?

ジュリアーノ:彼のキャリアとかについては、話したくないです。彼を普通の人として接したい。外で遊んだり、バスケをしたり、ゲームをしたり、そういう普通の子どもらしいことがしたい。彼の名声とか、そういう話はしたくないです。

ジャファー:ダンス対決もなし?(笑)

ジュリアーノ:うん、ダンスもなし(笑)

Michael/マイケル
Glen Wilson / Courtesy of Lionsgate

──ジャファー、マイケルを完全再現するプロセスを教えてください。まずは何から始めましたか?その過程で苦労したことや、ほぼ気付かれないだろうけど実はこだわっている細かいところとか。

ジャファー:僕の場合は、まず演技がどういうものなのか、映画のセットでどう組み合わさっていくのかを学ぶことから始めました。撮影現場というものに立つのはこれが初めてでしたから。だから、監督との関係をどう作るかや、一つの映画を作るのにどれだけの物事が動くのかとか、自分がやるべことにどう集中し続けるのかとか、準備の大切さとか、そういうことを学ぶ必要がありました。

だから最初は、特定の感情を呼び起こすためにいろんな方法を学ぶことからスタートしました。自分の個人的な記憶にアクセスして、それを形として表に出せるようにする。そうやってマイケルの世界の中に存在できるように、あるいはマイケルと重なるようにしたんです。そういうことを1年くらいかけてやりました。

Michael/マイケル
(R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

それから、ダンスや振り付けの練習をしました。そこはかなり苦労しましたね。最初の頃は、本当に大変でした。自信を失うこともたくさんありました。でも、時間をかければ必ず上達すると信じていました。

僕はとにかく、彼のステージでの存在感、彼ならではのパフォーマンス能力を表現したかった。そして、彼がステージ上で放っていたのと同じエネルギーやオーラ、威厳を捉えつつ、同時にステージを降りた時の人間性やエッセンス、仕草を捉えたかったんです。何も言葉を発していなくても、観ている人に「これはマイケルだ」と感じさせたかった。だから、彼のそういった部分をすべて研究したかった。これだと思う写真や動画、曲をたくさん集めて、最初はそこから始めました。

──「これはただのモノマネではいけない」と感じたのはどんな瞬間でしたか?

ジャファー:マイケル・ジャクソンの映画を作るのに、彼を真似たり、モノマネをするだけでは絶対に無理だということは、最初からわかっていました。もっと深い真実からアプローチしなくてはいけない。彼に通ずる部分を自分の中から見つけ出し、同時にマイケルにまつわるすべてを徹底的に分析し、彼が人間として、パフォーマーとしてどんな人物だったのか、何を思い、何を考えているのかを理解すること。それは彼に関するすべてを研究するだけでなく、自分自身についてもっと知ることでもありました。

だから、彼を真似たり、モノマネ芸人のようにするのは嫌でした。ただ、マイケルと重なるような共通点を引き出せる、自分の中の真実を見付けたかったのです。

Michael/マイケル
(R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ジュリアーノ:ジャファーの演じたシーンの中で、彼がブースの中で『今夜はドント・ストップ』を歌う場面があるんです。そこで彼が「Q、照明を少し暗くできる?」と言うところがあるんです。そこを見た時は衝撃を受けました。だって、あれは実際のマイケルの声だと思ったし、あの姿もCGだと思ったからです。

でも、あれはジャファーだった。しかも、彼の実際の声だと知った時は、本当に驚きました。その時、これはマイケル・ジャクソンの映画で、僕たちキャストがキャラクターになりきったんだと確信しました。たとえばニアはキャサリンになりきって、マイケルの心の支えになっていました。みんなそれぞれの役をとても上手くこなしていて、みんなのことをすごく誇りに思っています。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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