ニコラス・ケイジ、MCUは「金のかかった豪華版WWEになりつつある」 ─ 50代超の名優が「ばかげた衣装」で戦う姿に苦言

ニコラス・ケイジが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のスーパーヒーロー映画について、プロレス団体WWEになぞらえた率直な見解を語った。2026年9月に開催されたFAN EXPO Dallasでの登壇映像を、FAN EXPO公式YouTubeが公開している。
ケイジは「愛を込めて言うんだけど」と前置きしたうえで、50代以上の知性も才能もある俳優たちが「ばかげた衣装」を身につけて戦いの準備をし、結局は戦闘シーンへと移っていく様子を見ると、あるものを連想してしまうと語った。
「MCUは、潤沢な資金をかけた豪華版WWE(プロレス)になりつつある、とどうしても思ってしまうんです。」
もっとも、ケイジ自身は筋金入りのコミックファンとして知られる。本名はニコラス・キム・コッポラだが、俳優として名乗る“ケイジ”は、マーベル・コミックのヒーロー、ルーク・ケイジと作曲家ジョン・ケージに由来するもの。本人は子どものころからコミックに親しみ、「コミックで読むことを覚えた」と振り返ったこともある。長男にはスーパーマンのクリプトン名から“カル=エル”と名付けるほどで、かつてはスーパーマンが初登場した「Action Comics #1」を所有していた。2025年には法的にも姓を「ケイジ」に変更している。
スクリーン上でもコミック作品とは長い縁がある。ソニー製作の『ゴーストライダー』シリーズでジョニー・ブレイズ/ゴーストライダーを演じたほか、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)ではスパイダーマン・ノワールの声を担当。さらに2026年には実写ドラマ「スパイダー・ノワール」で主演を務めた。同作はシーズン1をもって終了したが、ケイジは「1シーズンで完璧」「伝えたいことは伝えた」とコメントしている。
「スパイダー・ノワール」は、1930年代のニューヨークを舞台に、スーパーヒーロー作品と古典的なフィルム・ノワールを融合した異色作。モノクロ版とカラー版の両方が制作され、ケイジ自身も完成作について「間違いなくキャリアのトップ3に入る」と高く評価していた。MCUへの今回の発言も、スーパーヒーロー作品そのものを否定するというより、その中で何を描くかというケイジなりのこだわりが表れたものといえそうだ。
なお、ケイジがかつて演じたゴーストライダーは、今度はMCU作品として再始動する。マーベル・スタジオは2026年7月、ライアン・ゴズリング主演の新作『ゴーストライダー』を正式発表。『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)のショーン・レヴィが監督、ジョナサン・トロッパーが脚本を務め、2028年に米国公開予定だ。
これまでマーベル・キャラクターを何度も演じてきたケイジだが、MCU作品そのものへの出演歴はない。かつて自身が演じたヒーローが新たにMCUへ加わることになるなか、巨大フランチャイズの戦いをめぐる作劇には独自の視点を持っているようだ。
ニコラス・ケイジ主演「スパイダー・ノワール」はPrime Videoで独占配信中。
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Source:FAN EXPO























