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【ネタバレ】『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』Qの自宅はどこにある? ─ MI6までは徒歩通勤、意外なウラ設定が明らかに

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
© 2021 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

この記事には、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のネタバレが含まれています。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

プロダクション・デザイナーのマーク・ティルデスリーは、『007』シリーズ初参加。これまでに『T2 トレインスポッティング』(2017)や『ファントム・スレッド』(2017)などを手がけてきた。そんなティルデスリーにとって、Qに関するプロダクション・デザインは「簡単だった」という。米Varietyとの取材で、Qにまつわる裏設定を詳しく明かしている。

『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で、Qらしさが最も映し出されたのは、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)とマネーペニー(ナオミ・ハリス)が、Mに内緒で訪れたQの自宅でのシークエンスだろう。「初めて招く」という客人のために、素敵なディナーの準備に励んでいたQのところにインターホンが鳴り、Qはウキウキさせながらモニターを覗くも、そこにいたのはボンドとマネーペニーだった。

思わず嫌そうな表情を出してしまうQだったが、なんだかんだ義理人情に厚い。今回も心を広くして、2人をちゃんと招き入れる。「日本代表 帆前掛け」との文字デザインがあしらわれたサロンエプロンを着たままのQは、ボンドの急用のために自宅でも残業するのだった。

MI6に寝泊まりしているのかと思ってしまうほど、活躍するシーンはMI6内のラボが多かったQだが、本作ではまさかの自宅が初公開。クリエイターが住んでいそうな部屋は、潔癖気味のQらしくきっちり整理整頓されていたり、高級中国料理店で流れていそうな音楽がかけられていたり、意外な趣味が垣間見られた。そんなQの自宅、ティルデスリーによれば職場のMI6からそう遠く離れていない場所にあるのだという。

私たちは、彼がウォータールー駅に住んでいるだろうと思い、(自宅を)そこに決めたんです。テムズ川を越えて、オフィスまで歩く人だろうと想像して。ロンドン中心部の古いビクトリア様式のお家を参考にしたんです。[中略]彼は何においてもプロフェッショナルなので、料理をしている時でさえ、科学的なんです。だから、そうしたことを考えながら、自宅をレイアウトしました。彼はガジェットを(自宅に)置いているんです。」

 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
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Qの住まいが定められたウォータールー駅は、イギリス最大規模の駅で、乗降客数も最も多い。日本でいう新宿駅のイメージだろう。また、ウォータールー駅は職場のMI6があるヴォクスホール(Vauxhall)駅の隣駅。ティルデスリーも話しているように徒歩で通勤しているという。さらにはテムズ川沿いを歩いているというから、さぞ優雅な通勤時間なのだろう。

ところで、職場の最寄り駅ではなく1つ隣の駅に居を構えるという設定は、仕事とプライベート、オンオフの切り替えを大事にしているQらしくてクスッと笑えてくる。自宅でルンルンしていたQも、ボンドに残業させられるとは思わなかっただろうに……。ちなみにティルデスリーによれば、Qの部屋の窓越しにはしっかりと線路が映っているという。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は公開中。

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Source: Variety

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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