『アイアンマン』ロバート・ダウニー・Jr.、インフルエンサー文化に一石を投じる ─ 「未来のスターはインフルエンサー?そんなのデタラメだろう」

マーベル映画『アイアンマン』シリーズや『オッペンハイマー』で知られるロバート・ダウニー・Jr.が、ソーシャルメディア時代における“スター”のあり方について語った。インフルエンサーが次世代のスターになるという見方に対し、ダウニーはかなり率直な言葉で異論を唱えている。
ダウニーはポッドキャスト番組「Conversations for Our Daughters」に出演。現代では「スマートフォンを自分に向けて回すだけで、有名人性を生み出すことができる」としながらも、それ自体を単純に悪いこととは捉えていないという。
「私はそれをネガティブなこととは捉えていません。むしろ、個性を確立するための挑戦がより厳しくなっていると見ています。」
ダウニーが問題視しているのは、インフルエンサーという存在そのものというよりも、「有名になること」が目的化していく空気のようだ。若い世代について、彼は「それは自分のやることではない」と考える人々が増えてほしいと語っている。
「何かをやりたい、何かを作りたい、何かを築きたい。自分を教育したいし、もっと多くのインプットを得たい。だから、自分のアウトプットが、単なる自己賛美的なインフルエンサー的なものではないようにしたい──そう考える若者が増えてくれることを願っています。」
一方で、ダウニーの言葉はかなり手厳しい。「“未来のスターはインフルエンサーになる”と人々が話しているのを聞くと、私は『あなたはどこの世界に生きているんだ。そんなのはまったくのデタラメだろう』と言いたくなります」とも述べている。
ダウニーはまた、現在のインフルエンサー文化について「情報時代の福音派的な詐欺師のようなところがある」とも表現した。自身の13歳の息子も、一時期インフルエンサー的な世界に巻き込まれたことがあったといい、ゲーム配信を通じて寄付を求めるような流れを例に挙げながら、「本当に、それは宗教のようになっていく」と語っている。
ただし、ダウニーはインフルエンサーを一括りに否定しているわけではない。映画のプロモーションなどを通じて、実際に何人かのインフルエンサーと知り合った経験もあり、「地に足がついていて、何かを成し遂げていて、クールな人々も多い」とも付け加えている。
ダウニー自身もまた、SNS上で巨大な影響力を持つ人物だ。Instagramでは5,800万人以上、Xでは1,600万人以上のフォロワーを抱えている。だからこそ彼は、SNS上で見せる“自然体”もまた、ある程度は作られたものだと認めている。「人々は、私が即興的に振る舞っているように見えたり、生活の一部をのぞき見しているように感じたりするのを喜ぶ」とした上で、「でも、私はその側面を彼らのために作っているんです」と語った。
映画スター、俳優、インフルエンサー、そしてSNS上の人格。境界線が曖昧になっていく時代に、ダウニーは「目立つこと」と「何かを作ること」の違いを見つめているようだ。
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Source:Conversations for Our Daughters


























