『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』初週末興収は『ハン・ソロ』並のスタート

2026年5月22日公開となったシリーズ7年ぶりの劇場最新作『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は北米において初週末3日間で約8,200万ドルを記録。メモリアルデーを含む4日間では約1億200万ドルに達する見込みで、全世界では約1億6,500万ドルの発進となった。
この数字をどう見るべきか。まず、単純な初動興収としては、ディズニーによるルーカスフィルム買収後の『スター・ウォーズ』映画としては低めの水準である。
ディズニー時代の『スター・ウォーズ』映画は、2015年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が北米初動2億4,796万ドルという驚異的な記録を樹立。その後も『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が2億2,000万ドル、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が1億7,738万ドル、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が1億5,508万ドルと、いずれも1億5,000万ドルを超える発進を見せていた。
一方で、2018年の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は北米3日間で8,442万ドル、メモリアルデーを含む4日間で約1億300万ドル。本作『マンダロリアン・アンド・グローグー』の初動は、この『ハン・ソロ』にかなり近い水準となる。額面上では、3日間の数字は『ハン・ソロ』をわずかに下回る形だ。
もっとも、『ハン・ソロ』と本作では、置かれた状況が異なる。『ハン・ソロ』は製作費が3億ドル規模に膨らんだと伝えられ、最終的な全世界興収は約3億9,300万ドルにとどまった。一方、『マンダロリアン・アンド・グローグー』の製作費は約1億6,500万ドルとされており、同じ“低めの初動”でも、採算面でのハードルは比較的低い。
また、本作は『マンダロリアン』というディズニープラス発のドラマシリーズから生まれた劇場映画である。スカイウォーカー・サーガの新章や、完全新規の大型スピンオフというより、すでに配信で支持を集めたキャラクターを劇場へ移す試みだ。その意味では、『フォースの覚醒』や『最後のジェダイ』と同じ物差しで比べるだけでは見誤るところもある。
過去のシリーズ作品まで視野を広げると、本作の3日間8,200万ドルという数字は、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)の8,002万ドルに近く、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)の1億843万ドルには届かない。もちろん、20年以上前の作品とはチケット単価も市場環境も異なるため、単純比較には注意が必要だ。
それでも、7年ぶりの劇場版『スター・ウォーズ』としては、手堅い再始動という表現が近いだろう。『スター・ウォーズ』映画は『スカイウォーカーの夜明け』(2019)以降、劇場から距離を置き、ディズニープラス作品を中心に展開してきた。その流れの中で、本作は大スクリーンへの復帰作であり、同時に次なる劇場展開へ向けた試金石でもある。
観客の反応は悪くない。CinemaScoreでは「A-」を獲得しており、Rotten Tomatoesの観客スコアも89%をマーク(本記事時点)。初動後の口コミによってどこまで粘れるかが今後の焦点となる。
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は公開中。
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Source:Box Office Mojo,CinemaScore,Rotten Tomatoes


























