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『シャン・チー』世界興収2.5億ドル突破、各国でNo.1をキープ ─ 米国で『ブラック・ウィドウ』超えの可能性も

シャン・チー/テン・リングスの伝説
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 デジタル配信中/12月10日(金)MovieNEX発売 © 2021 MARVEL 発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が、2021年9月3日の公開から2度目の週末を迎えた。新ヒーローの単独映画にして好発進を見せた本作は、米国など複数の市場でランキング首位をキープ。優れた成績を維持したまま推移している。

報道によると、『シャン・チー』の世界興行収入は累計で2億5,760万ドルを記録した。内訳は米国興行収入が1億4,560万ドル、海外興行収入は1億1,200万ドル。2度目の週末にあたる9月10~12日の米国興収は3,570万ドルで、前週から53%の下落。一方の海外興収は3,520万ドルで、下落率は34%にとどまった。なお、IMAX上映の世界興収は累計2,100万ドルとなっている。

現時点で、『シャン・チー』は2021年の米国公開作品として第4位の興行収入を記録。この勢いが続けば、『ブラック・ウィドウ』(2021)の1億8,200万ドルを超える可能性も出てくる。また、海外市場ではオーストラリア・ブラジル・フランス・ドイツ・韓国・イタリア・メキシコ・ロシア・スペイン・イギリスといった主要市場でランキング首位の座を維持した。中国での公開予定は立たないままだが、香港・台湾・シンガポールでも同じく興行ランキングを制している。なお、日本では『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』(2021)に敗れ、惜しくも第2位となった。

海外興収で優れた成果を上げているのは、イギリスの1,640万ドル、韓国の1,070万ドル、フランスの750万ドル、ロシアの610万ドル、そして日本の550万ドル。より一層の躍進に期待したい。

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は公開中

Sources: Variety, Deadline(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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