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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『ドクター・ストレンジ』続編と公開順逆転で脚本を書き直していた

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームは、ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネスと公開順序が逆転したことに合わせた脚本の書き直し作業が生じていたことが米GQによって明らかになった。

実は当初、『ノー・ウェイ・ホーム』よりも『ドクター・ストレンジ』の続編が先に公開される予定だったのだが、新型コロナウイルスのパンデミックにより製作や公開予定が延期されたことで、公開順序が逆転していたのだ。もともと、『ドクター・ストレンジ』続編は2021年5月、『ノー・ウェイ・ホーム』は2021年7月公開のスケジュールだったが、両作とも何度か延期を繰り返し、現在は『ノー・ウェイ・ホーム』が2021年12月、『ドクター・ストレンジ』続編が2022年5月6日の米公開予定となっている。

米GQによると、この変動を受けた『ノー・ウェイ・ホーム』は、脚本の書き直しを強いられていたという。驚くべきことに、撮影が進行される傍で、脚本の改稿作業が「ほぼ毎日」行われていたのだそうだ。

主演を務めるトム・ホランドも、撮影中に「第3幕はどうなりますか?」と監督に尋ねても、「まだ考え中だ」という答えが返ってくるのみだったという。ホランドがネタバレしてしまいそうだから伏せられていたというわけではない。物語の結末も固まらないまま、撮影に突入していたということである。

その結末の撮影も、混沌を極めていた様子だ。演技をしてみても「こんなことがあり得るのか?」「自分のセリフが信じられない」と、彼らは何度も立ち止まった。ホランドやジョン・ワッツ監督は、シーンそのものが誤りだったことを認めながら、その場に座り込んで新しいアイデアを話し合ったという。ホランド曰く、彼らはそこで挙がったアイデアを脚本家に話し、改稿し、そして撮影したそうだ。すると「うまくいった」という。

それにしても『ノー・ウェイ・ホーム』の脚本改稿は、困難極まる作業だったのだろうと想像させられる。『マルチバース・オブ・マッドネス』が先に公開されるはずだったということは、当初は同作でマルチバースの概念を紹介し、『ノー・ウェイ・ホーム』はそこに登場した説明や理論を発展させるものだったと思われる。しかし公開順序が逆転したことにより、今度は『ノー・ウェイ・ホーム』がマルチバースを紹介する役目を任させることになった。両作の橋渡し的存在となるドクター・ストレンジのセリフを中心に、辻褄を合わせるための大幅な変更が生じたと見られる。

作品間の連携については、『ノー・ウェイ・ホーム』のジョン・ワッツ監督、『ドクター・ストレンジ』続編のサム・ライミ監督、そして「ワンダヴィジョン」のマット・シャクマン監督の3者が協議していたこともわかっている。もともと『ドクター・ストレンジ』続編は「ワンダヴィジョン」に直接つながるとされていたこともあり、各作品の製作陣は様々な設定を共有した上で企画を進めたことだろう。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日、日本公開。

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Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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