【ネタバレ】『ザ・バットマン』リドラーが作ったアレに新着メッセージ、◯◯◯◯◯の再登場が示唆される

この記事には、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のネタバレが含まれています。

『ザ・バットマン』でリドラーは、ゴッサム・シティのドン・ミッチェル市長の殺害を皮切りに、ブルースに謎解きを挑む。苦戦しながらも頭脳を働かせたブルースとゴッサム市警のジェームズ・ゴードン警部補は、リドラーが開設したウェブサイト「rataalada.com」にたどり着いた。URLの“rataalada”とはスペイン語で「翼のあるネズミ」という意味を持つこと、その正体がコウモリであったことをブルースたちは悟るのだった。

このウェブサイト「rataalada.com」が公開前に発見され、解読すると“You are el rata alada（お前は翼を生やしたネズミ）”になる暗号が提示された。結果的に同暗号はストーリーのヒントとなったわけだが、映画が世界的な封切りを迎えた今、リドラーからの新たな暗号がウェブサイト上に記載されている。サイトに飛ぶと、まず最初に以下のメッセージが表示される。

「ここまでやって来たんだね。もっと見つけたいという意思があるなら、見てみよう。君がまだ明かされていないもの全てを暴こうとしている間、僕はここで安全だ。新しい友人と。またすぐにまた会おう。

You’ve come this far,” reads the website. “Let’s see if you’re willing to discover more. While you unmask everything that has yet to be revealed, I’m safe here. With my new friend. We will see you soon.」

さらに「褒美をクリックせよ（Click for reward）」という指示に従うと圧縮ファイルが自動的にダウンロードされ、そこには劇中で殺されたドン・ミッチェル市長やピート・サベージ本部長らの殺害計画を記した画像や、複数の暗号などが封入されている。

リドラーからの仕掛けはこれに留まらない。サイトを再び訪れると「上手くやったね。そしたら……」という新たなメッセージが現れ、2度目の「褒美をクリックせよ（Click for reward）」というメッセージが続く。クリックしてみると以下の画像が現れる。

難解な換字式暗号のようだが、米Comicbookによれば暗号を解読すると「Gotham loves a comeback」という言葉が浮かび上がるといい、「ゴッサムはカムバックの物語が好き」という意味になる。この言葉、劇中に登場したアノ人物のセリフと見事に一致する。精神病院アーカム・アサイラムに収容されたリドラーに声をかけた、「見えなかったアーカムの囚人（Unseen Arkham Prisoner」とクレジットされていた人物だ。リドラーがメッセージに残した“新しい友人”というのは、この人物に他ならない。

「見えなかったアーカムの囚人」はバリー・コーガンによって演じられており、さらにマット・リーヴス監督は正体がジョーカーであることを認めていた。最後に意味深な登場をしたジョーカーだが、この演出は必ずしも続編映画に登場することを約束しているわけではないという。リーヴス監督は「アイデアとしてはどちらかと言えば、“見て下さい。もし問題がゴッサムで消え失せてしまったと思うのなら、忘れても良いでしょう。すでにここにあるのだから。すでに美味しいものがあるのだから”ということを伝えたかった」と語っていた。つまり、ジョーカーがゴッサム・シティの新たな脅威になり得るということだろう。

続編についてはアイデアがすでに存在するというが、正式な発表はなされていない。もっとも、ラストの展開や「rataalada.com」で新たに示された暗号などを考慮に入れると、演出以上の何かがあると考えないわけにはいかない。ちなみに現在、『ザ・バットマン』のスピンオフ作品としてアーカム・アサイラムを題材としたドラマシリーズが企画されていることも判明済み。もしかすると、同作品で友人となったリドラーとジョーカーの企てが明かされるのかもしれない。

映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は公開中。

Source: rataalada.com,Variety