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『スマッシング・マシーン』マーク・ケアー本人やバス・ルッテンも登場、PRIDE創成期を支えた本物たちの記憶に迫る特別映像

スマッシング・マシーン
©2025 Real Hero Rights LLC

A24製作、ドウェイン・ジョンソン主演・プロデュースの映画『スマッシング・マシーン』より、特別映像とメイキング画像が届けられた。本作は、総合格闘技PRIDE創成期に“霊長類ヒト科最強”と恐れられた伝説の格闘家マーク・ケアーの軌跡を描く実話映画。映像では、作品に参加したプロ格闘家たちや、マーク・ケアー本人、バス・ルッテンが当時を振り返っている。

主人公マーク・ケアーを演じるのはドウェイン・ジョンソン。恋人ドーン役にはエミリー・ブラントが出演し、監督・脚本はベニー・サフディが務めた。第82回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞し、ドウェイン・ジョンソンはゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)に初ノミネートされている。

スマッシング・マシーン
©2025 Real Hero Rights LLC

見どころは、本作に多数出演している“本物の格闘家たち”だ。マーク・コールマン役にはBellator世界ヘビー級王者と同ライトヘビー級王者の両方を獲得したライアン・ベイダー、PRIDEでケアーと対戦するイゴール・ボブチャンチン役にはウクライナ出身のプロボクサー、オレクサンドル・ウシク、そして「PRIDE GRANDPRIX 2000」開幕戦でケアーと戦うエンセン井上役には、北京オリンピック柔道男子100kg超級金メダリストで総合格闘家としても活動してきた石井慧が起用されている。

スマッシング・マシーン
©2025 Real Hero Rights LLC

さらに、ケアーが信頼するトレーナーのバス・ルッテンは、本人役でそのまま出演。ドウェイン演じるケアーとともに、トレーニングや試合会場の場面に参加している。

特別映像には、そのバス・ルッテンに加え、マーク・ケアー本人も登場。総合格闘技黎明期の空気や、当時の記憶、本作に込められた総合格闘技への敬意について語る内容となっている。

ベニー・サフディ監督は、訓練された俳優がノンプロと共演することで、演技に新鮮さが生まれると語っている。特に本作でも重要な役となるコールマン役を演じたベイダーについては「彼は訓練を受けた俳優ではありませんが、自分の経験から引き出せるものを持っていた。だから私が例えば、『今はロッカールームにいて、勝った直後だ。でも心の中では“で、これからどうする?”と思っている』と伝える。すると彼は『その気持ちなら分かる。5〜6 か月訓練して、高揚感はたった 10 分しか続かない』とすぐに理解
してくれるんです。」と語り、当事者である彼らだからこそ理解できる繊細な感情表現への信頼を明かしている。

実際、本作には格闘家以外にも“本物”が配置されている。ボブチャンチン役を演じたウシクのそばに立つ通訳は本物のウクライナ人通訳者で、劇中でケアーの傷口を縫合する場面には本物の医者が参加しているという。作品のリアリズムは、こうした積み重ねによって支えられている。

スマッシング・マシーン
©2025 Real Hero Rights LLC

物語の舞台は、総合格闘技が大きな熱狂を生んだ1990年代後半から2000年代前半。1997年のデビュー以降、無敗のまま頂点へ駆け上がったマーク・ケアーは、UFCでの連覇を経て、日本のPRIDEでも快進撃を見せる。しかし勝利を重ねる一方で、その重圧は心を蝕み、恋人との関係も悪化、鎮痛剤への依存も深めていく。初めての敗北を喫した“最強の男”が、自らの弱さに向き合い、もう一度リングに立とうとする物語だ。

ドウェイン・ジョンソンの新たな主演作として注目される一本だが、同時に、PRIDEという時代を知る格闘技ファンにとっても見逃せない作品になっている。本物の格闘家たちが持ち込むリアルさにも注目してほしい。

『スマッシング・マシーン』は絶賛上映中。THE RIVERによるベニー・サフディ監督来日インタビューもあわせてお楽しみいただきたい。

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    THE RIVER編集部THE RIVER

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