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【ネタバレ】『トップガン マーヴェリック』◯◯◯シーン、撮影初日のバーで実際に鳴らされていた ─ 共演者への愛あるイタズラとは

(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

この記事には、『トップガン マーヴェリック』のネタバレが含まれています。

トップガン マーヴェリック
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『トップガン マーヴェリック』ボブ、イタズラされる

『トップガン マーヴェリック』は、伝説のパイロット、ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)が教官としてトップガンに帰ってくる物語。トップガン養成学校を卒業して数十年間、向こう見ずな性格のまま世界各地の上空を飛び回っていたマーヴェリックが懐かしの地に帰ってくると、そこには知らない伝統が根付いていた。

3年前にオープンしたというバーでのシークエンス。マーヴェリックは、そこでかつての恋人ペニー・ベンジャミン(ジェニファー・コネリー)と再会し、彼女がバーの経営者であることを知る。思い出話に浸っていた2人だが、突然ペニーが小さな鐘を勢いよく鳴らし、なんとマーヴェリックはバーにいる客全員に一杯おごらなければいけなくなってしまった。マーヴェリックは、スマホをバーカンに置くと全員に一杯というルールを気づかずに破ってしまったのだ。

バーには50〜100人ほどはいただろうか。それだけの人数分を現金で支払うというのも酷な話だが、実際にマーヴェリックと同じ状況になってしまったのが、ボブ役を演じたルイス・プルマン。『インディペンデンス・デイ』などのビル・プルマンの息子としても知られる俳優だ。しかしルイスの場合、マーヴェリックとは違い自らスマホを置いたわけではなかったらしい。フェニックス役のモニカ・バルバロが、撮影初日にキャスト全員で訪れたバーでのエピソードを米Entertainment Weeklyで明かしている。

ジェイが全員に一杯奢らせようとして、ルイスの携帯を取って、バーの上に置いたんです。」

ルイスになかなか酷いいたずらをした“ジェイ”とは、ペイバック役を演じたジェイ・エリスのこと。もっとも、エリスに悪意があったわけでは全くなかった。というのも、「ボブは静かで控えめな男なので、3日間くらいは話さないでいた」というルイスは、オフ時も役作りに徹し、撮影終わりのバーでも無口を貫いていた為、エリスはいたずらをすることでルイスとの距離を縮めようと思い立ったわけだ。ルイスは、バーの鐘が鳴った瞬間をこう振り返っている。

「僕が静かにしていたら、ジェイが“やあ、僕たちまだあまり話せてないけど、ちょっとスマホ見せてくれないか”って声をかけてきたので、(小声で)“あ、うん、いいよ”って答えたんです。そしたら彼が“うん、ありがとね”って言いながら、こうしたんです。(ルイス、自分のスマホを高い位置から落としてみせる)。その後、鐘が鳴って、みんなも“よっしゃー、一杯おごりだぜ”ってなって。僕も“え、ちょっと待って、何このルール”ってなったんですけど、もしかしたらこれが初めて発した言葉だったかもしれないです。“ルールを教えてくださいよ”って。」

こうしてその場にいた全員に一杯おごる羽目になったルイスだが、同席していた仕掛け人のジェイは、「僕にとっては素敵な経験でしたね」と誇らしげ。「実際、誇りに思っています」とまで語っているエリスは、「君もあの時が殻を破った瞬間だったよね」と続けるのだった。

ちなみにマーヴェリックは、現金のもち合わせがなかった為に翌日に支払いにバーを訪れていた。そのおかげで、ペニーとの距離を再び近づけるきっかけに恵まれたマーヴェリックだが、プルマンにも“全おご”に見合う幸運は訪れたのだろうか。

『トップガン マーヴェリック』は公開中。

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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