『トイ・ストーリー5』Rotten Tomatoesスコアが発表 ─ 「見事な集大成、完璧な終幕かもしれない」「芸術と商業の見事なバランス」

米レビューサイトのRotten Tomatoesより、ディズニー&ピクサー最新作『トイ・ストーリー5』のスコアが発表された。
本記事時点でレビュー件数は112件、批評家スコアは93%のフレッシュ認定スタートとなっている。過去4作は『トイ・ストーリー』(1995)と『トイ・ストーリー2』(1999)が100%、『トイ・ストーリー3』(2010)が98%、『トイ・ストーリー4』(2019)が97%だった。本作は現時点で過去作のスコアに及ばなかったものの、依然として極めて高い評価を得ている。

第1作の公開から約30年。5作目となる本作にも、変わらぬ温かさと感動を称える声が集まっている。「『トイ・ストーリー5』で、ピクサーは本シリーズが長年愛されてきた理由を改めて証明した。新たな感情の領域を切り拓きつつ、心からの笑いもたっぷり提供する楽しい冒険作になっている」(Screen International)、「5作目になっても、おもちゃたちが子どもたちと絆を築き、彼らを愛し、絶えず変化する世界で守ろうとする姿には胸を打たれる」(Seattle Times)、「オリジナルから30年が経った今も、ユーモアと温かさ、そして真に心に響く感動によって観客を魅了し続けている。それ自体が、この映画の最大の功績だ」(HeyUGuys)
本作では、子どもたちを夢中にさせるタブレット〈リリーパッド〉が登場し、“おもちゃ”と“テクノロジー”の対立が描かれる。この新たな構図を評価する声は多いようだ。「奔放なコメディ・アドベンチャーを展開しつつ、現代の子供たちが抱える複雑な葛藤を探求している点で、芸術と商業の見事なバランスを体現している」(Globe and Mail)、「子供向けエンターテインメントが観客に迎合しがちな今の時代において、子供たちを心から案じる本作には、静かな革新性がある」(Daily Telegraph)
一方、このテーマを十分に掘り下げられていないという厳しい意見も見られる。「残念ながら、“テクノロジーが人間を残酷で自己陶酔的なゾンビ集団に変えてしまった”という当初のテーマを最後まで貫き通せていない」(Boston Globe)、「リリーを完全な悪役にすることを避け、ボニーの最善を思うあまり、道を誤ってしまった存在として描いている。しかし本作は、この問題に対して意味のある結論を導き出せていない」(Independent)
テーマの描き方に賛否はあるものの、本作は『トイ・ストーリー』らしい“遊び”の魅力をしっかり受け継いだ続編といえそうだ。なかには、シリーズの集大成として評価する声も上がっている。「やや控えめな部分はあるものの、最初の3作と同等の面白さと魅力がある。ピクサーは単にこれらのキャラクターで遊んでいるわけではない――彼らは“遊び”というものを実に真剣に扱っているのだ」(Empire Magazine)「これは見事な集大成だ。シリーズ全体を魔法の鏡に映し出すような作品であり、(ひょっとしたら)完璧な終幕になるのかもしれない」(Variety)

『トイ・ストーリー5』では、タブレットの登場によって失われていくボニーの笑顔を取り戻すため、ジェシーのSOSを受けたウッディが久々にボニーの家へ帰還。ウッディ、バズ、ジェシーらおもちゃたちは、“デジタル”という新たな脅威に立ち向かうことになる。スマホやタブレットが当たり前になった現代に、おもちゃたちはどんな役割を見つけるのか。
監督は、「トイ・ストーリー」シリーズや『ファインディング・ニモ』『ファインディング・ドリー』のアンドリュー・スタントン。共同監督をケナ・ハリス、製作をリンジー・コリンズが務める。
映画『トイ・ストーリー5』は2026年7月3日(金)全国劇場公開。
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