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【解説】『ワイスピ』ヴィン・ディーゼル VS ドウェイン・ジョンソンはなぜ不仲に?確執の歴史まとめ

ワイルド・スピード MEGA MAX
© Universal Pictures 写真:ゼータイメージ

と、その時、信じられないことが!

そんなドウェインに、なんとヴィンは再び歩み寄ろうとする。ドウェインに向けてSNSで、シリーズ10作目となる『ファイヤーブースト』に出演してほしいと自ら懇願したのだ。

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ヴィンは劇中でのドム&ホブスのツーショット画像とともに、「我が弟のドウェインへ…この時が来た」「俺の子どもたちは家の中で君のことをドウェインおじさんと呼んでいる」「数年前、君にこう言ったのを覚えているか。“パブロに約束したことを成し遂げるんだ”と」「これは愛から言っている。とにかく君は出なければいけない。このフランチャイズを動かしてほしい。君はとても大切な役割なんだ。ホブスは他の誰にも演じられない。どうか君も立ち上がり、自分の運命を果たすことを願っている」と、“宿敵”に向けてアツすぎるメッセージを贈ったのである。ドウェイン側プロデューサーのガルシアも、これを見て「感謝しています」と発した。

しかし、しかしである!ここまで譲られたのに、まだドウェインはこう言うのだ。「俺はもう戻るつもりはない」と。

しかも、また一言余計なコメントも付けてである。せっかくヴィンが、彼の子どもたちがドウェインに親しんでいることや、大切な亡き友ポール・ウォーカーの名前まで出して説得したのに、こんな風に返してしまうのだ。「彼の子どもたちのこと、ポール・ウォーカーの死のことを書くのは俺は好きじゃないし、彼らを巻き込まないでほしい」と。せっかくヴィンがお膳を用立ててくれたのに、全部ドッシャンガッシャンにひっくり返してしまったのだ。

© 2016 Universal Studios. All Rights Reserved.

結局、ヴィンとドウェインは仲違いを続けて平行線。ドウェインの方はもう『ワイスピ』メインサーガには絶対に出ないと断言したままである。終着地に向けて走り出したサーガだが、ドウェインは本当にもう二度とホブス役としてファミリーと共演しないつもりなのだろうか。

そもそも、ドウェインといえばWWE出身の元スーパースター・レスラー。実はヴィンとのバトルもプロレス、つまりは見せかけの対立で、自らヒール役に徹しているつもりなら良いのだが……。

※5月19日 21:36
本文内、「一部のメディアによると、ヴィンは撮影に遅刻して現れることが多く…」〜「…しかし、これを知らされていなかったヴィンは激怒。スタジオに電話をして、同シーンをカットさせたというのだ。」の部分を追記いたしました。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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