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DCドラマ『パワーレス』に“伝説のバットマン”アダム・ウェストがウェイン社の重役としてゲスト出演

1966~68年に放送された、バットマンをコメディ・テイストで映像化した伝説のテレビドラマ『バットマン』。この作品と、映画版『バットマン オリジナル・ムービー』(1966年)でバットマン/ブルース・ウェインを演じたアダム・ウェストが、DCのコメディ・ドラマ『パワーレス(原題:POWERLESS)』にゲスト出演することになりました。

ウェストが『パワーレス』で演じるのは、ブルース・ウェインではなく、ウェイン産業の議長であるディーン・ウェイン。いつものようにゴッサムが襲われたことでウェイン産業は方針を変更し、そこでウェスト扮するディーンが、ドラマの舞台であるチャームシティを訪れます。ディーンから悪い知らせを受け取った主人公のエミリー、そしてバットマンの従兄弟であるヴァン・ウェインたちは会社と自分の職を守れるのか……というお話になるようです。

アダム・ウェストが『パワーレス』に出演するというニュースで思い出すのは、以前ご紹介した“マルチバースを活かしたキャスティング”です。フラッシュを演じるグラント・ガスティンが『パワーレス』の世界では運送屋をやっていたり、ジェイソン・モモアが水運び人をやっている……というような構想があるようでした。アダム・ウェストにウェイン産業の重役である人物を配したのも、そうした視聴者への細やかなアピールだと考えると嬉しくなりますね。

『パワーレス』はDCドラマでは数少ないコメディ作品ですが、かつて、その偉大な先例としてあったのがアダム・ウェスト主演による『バットマン』でした。これまでにもDCのドラマやアニメに出演してきたウェストが、新たにDCドラマに出演するのは嬉しい限りです。ウェスト扮するバットマンは、2016年にOVA『BATMAN: RETURN OF THE CAPED CRUSADERS(原題)』も発売され、バットマン&ロビンとジョーカーたちが、変わらずユニークな戦いを繰り広げて好評を博しました。今後、ウェストがDCエクステンデッド・ユニバースに登場する日も、もしかすると遠くないのかもしれませんね。

Source: http://screenrant.com/powerless-adam-west-episode/
Eyecatch Image: http://in.ign.com/batman-1966/60932/news/1960s-batman-tv-show-blu-ray-update
© DC Comics

Writer

小村健人村上 幸

DCコミックスと非ヒーローコミックスをメインに読んでいます。ユーロコミックスを原語で読むのが現状の目標です。好きなヒーローチーム:ジャスティス・リーグ・インターナショナル好きなヒーロー:たくさんのDCヒーロー(特にキース・ギッフェンがライターを担当した時のヒーローかヴィラン) salarmko@outlook.jpお仕事の依頼はこちらへ。