ジェームズ・キャメロン監督、『アバター』続編シリーズの映像美に自ら感動「非常に素晴らしい」 ─ 観客に「ワイルドな旅、冒険」を
3D映画の先駆けとなった映画『アバター』(2009)は、2022年から2028年まで計4作の公開が予定されている続編シリーズでも圧倒的な映像を披露してくれそうだ。本シリーズを手がける巨匠ジェームズ・キャメロン監督が映像の出来栄えを明かしている。
『アバター』は、2005年に誕生したデジタル上映による3D映画作品として、世界興行収入歴代1位を打ち立てる大成功を収めた歴史的意義のある作品。そんな『アバター』は、続編シリーズでも3D撮影が用いられており、その映像は長年に渡って革新的なイメージを撮り続けるキャメロン監督でさえも圧巻させるものであるのだそう。
「私は1日も欠かさずに(映画の)世界で映像を取り扱っています。(『アバター』続編の)映像をみると、“非常に素晴らしいじゃないか”と言ってしまう日があるんです。こう言って自慢しているわけじゃないんですよ。」
加Toronto Sunにこう語るキャメロン監督は、本シリーズでの革新的な映像製作は決して自分だけに一任されたものではないことも強調している。「この世界の中でも最高のデザイナー達と素晴らしいキャストによって生み出されたものなんです」と監督。「脚本やデザインが正しいものを得て、素晴らしいキャストが居れば、あとは全てを撮影して組み立てるプロセスの繰り返しですから」と謙虚な姿勢を示している。
そんなキャメロン監督が、前作超えが期待される続編で目指すものとは?どうやら映像技術というよりも観客の映画体験を重視しているようだ。「暗闇に座っているとワイルドな旅、そして冒険へと連れて行ってくれるものがスクリーン上に現れる。そのような瞬間の尊厳を私は信じています」と監督。「これこそが、『アバター2』や『アバター3』で伝えられたらいいなと思っているんです。これまでに出来ているものは素晴らしいですよ、ただ待っていて下さい」。
ちなみに、続編シリーズの映像の美しさを今から想像させるものとして、2020年1月にコンセプトアートが公開されている。
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『アバター2(仮題)』では、前作から数年後を舞台に、主人公ジェイクとナヴィ族のネイティリが築き上げる“家族”の物語が描かれるという。出演者には、サム・ワーシントンやゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーブン・ラングらが続投。新たに『タイタニック』(1997)でキャメロン監督とタッグを組んだケイト・ウィンスレット、『ワイルド・スピード』シリーズのヴィン・ディーゼルらが加わる。
映画『アバター』続編シリーズは、第2作が2022年12月16日に、第3作が2024年12月20日に、第4作が2026年12月18日に、第5作が2028年12月22日に米国公開予定。
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Source: Toronto Sun