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『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は「これまでで最も感情的に複雑で成熟した作品」と監督 ─ 「答えは常に、感情的な複雑さにある」

アベンジャーズ/ドゥームズデイ
(C) 2025 MARVEL.

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の次なる総力戦『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の停滞感を打ち破る一本となるのか。かつてMCUを頂点へ導いたアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が監督として復帰する本作について、ジョー・ルッソが作品の手応えを語っている。

CBRで、ジョーは『ドゥームズデイ』について「本作には多くのサプライズがあります」とコメント。「『ドゥームズデイ』は、これまでの作品の中で最も感情的に複雑なものだと思います。いろいろな意味で、最も成熟した作品でもあります」と語った。

『ドゥームズデイ』および続編『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』は、『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』に続く新たな大型クロスオーバー作品。ジョーは、前2作以上に作品づくりの難度が上がっていることも認めている。「賭け金は上がり続けています。しかし、答えは常に“感情的な複雑さ”にある。どんなものにも感情的な複雑さを持ち込めば、それは豊かになり、観客にとってより充実した体験になる。驚きも生まれます」

『エンドゲーム』は、2008年の『アイアンマン』から続いてきたインフィニティ・サーガの集大成として、MCU史上最大級の熱狂を生んだ。一方で、その後のMCUは作品数の拡大やマルチバース展開の複雑化もあり、かつてほどの勢いを維持できていないとの見方もある。『ドゥームズデイ』には、そうした“ポスト・エンドゲーム”期の流れを変える一本として、大きな期待がかかっている。

その鍵を握るのが、ロバート・ダウニー・Jr.の復帰だ。トニー・スターク/アイアンマンとしてMCUを支えたダウニーは、本作でヴィクター・フォン・ドゥーム/ドクター・ドゥーム役を演じる。ヒーローとしてMCUを象徴してきた俳優が、今度は最大級のヴィランとして戻ってくる。

ダウニーはMCU復帰に伴う重圧についても語っている。自身について「物事をできるだけ主観的に捉えないようにしている」と述べ、「ルッソ兄弟のように考えようとしている。脚本家室にいるように感じようとしている」と説明。大役に挑むにあたり、単に自分の演技だけに集中するのではなく、作品全体の構造やキャラクター同士の関係性を意識しているようだ。

ダウニーはさらに、「最終的には、あまりにも大きな靴を履くことになる」と表現しつつ、「まだ十分にやり切られていないことは何か」を探しているのだと語った。ドクター・ドゥームは、マーベル・コミックを代表するヴィランのひとり。MCUでこのキャラクターをどう成立させるのか、そしてトニー・スタークの記憶を背負う俳優がどのように別人として現れるのかは、大きな注目点となる。

ルッソ兄弟も、ダウニーの取り組みには手応えを感じているようだ。ジョーは以前、ダウニーがドゥーム役に深く没入しており、キャラクターのバックストーリーを書いたり、衣装のアイデアを出したりしていると明かしていた。単なる“アイアンマン俳優の復帰”ではなく、新たなキャラクターをゼロから構築する作業が進められているということだろう。

現時点で物語の詳細は伏せられているが、『ドゥームズデイ』には新旧のMCUキャラクターに加え、『X-MEN』シリーズの面々、そして『ファンタスティック・フォー』のキャラクターたちも登場する見込み。マルチバース・サーガの集大成に向け、膨大なキャラクターと物語をどのように整理し、観客の感情に結びつけるのか。ジョー・ルッソの言葉どおり、単なるサプライズの連続ではなく、“感情的な複雑さ”こそが勝負どころとなりそうだ。

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年12月18日、日米同時公開予定。

Source:CBR

Writer

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

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