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【ネタバレ】「ボバ・フェット」チャプター4、「マンダロリアン」との胸熱クロスオーバーの可能性を考える

ボバ・フェット/The Book of Boba Fett
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

この記事には、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」チャプター4のネタバレが含まれています。

ボバ・フェット/The Book of Boba Fett
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

フェネックの救出と「戦争」の兵

「過去」と「現在」のタイムラインが並行して描かれる「ボバ・フェット」。チャプター4の「現在」でボバは、ジャバ・ザ・ハット(当時はビブ・フォーチュナが王座を受け継いでいた。デワナワンガ!)の宮殿に残ったままの愛機(かつてはスレーヴIと呼ばれていたが、大人の事情で“ファイアスプレー”との呼称になった)を取り戻すチャンスを窺っていた。

ある夜ボバは、砂漠で倒れているフェネック・シャンドを救出するが、これは「マンダロリアン」チャプター5で描かれた展開。「ボバ・フェット」チャプター4では、その状況の前後が詳しく語られることとなった。

さらにこのエピソードの最後には、「マンダロリアン」とのクロスオーバーを予感させる演出が登場する。デューン・シーをじわじわと侵略しようとするパイク・シンジケートを倒すため、各地のファミリーとの協力関係を取り付けたボバは、フェネックと共に宮殿の上階から朝焼けを望む。「戦争」を予見するボバが、「金はたっぷりある。足りないのは兵だ」と口にすると、フェネックはこう返す。「兵は金で買える。当てがあればね」。

そこで聞こえてきたのは、荒野をさすらうような笛の音色。「マンダロリアン 」のテーマ曲だ!つまりフェネックが言う「当て」とは、孤高の賞金稼ぎ、ディン・ジャリンであると見られるのである。2020年12月の「マンダロリアン 」シーズン2終了からおよそ1年、マンドーの息吹が『スター・ウォーズ』ユニバースに再び戻ってきたところで、チャプター4は終了する。

ボバ・フェット/The Book of Boba Fett
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

「ボバ・フェット」の物語、「マンダロリアン」に連なるか?

この後の物語は、「マンダロリアン」チャプター14(シーズン2 エピソード6)に合流していくものと考えられる。ボバとフェネックがマンドーの前に姿を現すこのエピソードでは、死んだはずのフェネックを見て驚くマンドーに、ボバが「タトゥイーンの砂漠で俺同様に放置されてたが、窮した者を運命が救うこともある」と説明。もっとも、ここでのボバは、マンドーからアーマーを取り戻すことを主目的としているが、結果的に彼らは「アーマーの返却」と「子供(ザ・チャイルド)の保護」を引き換え条件に手を組むこととなっている。

マンダロリアン ボバ・フェット
『マンダロリアン』シーズン2 ディズニープラスにて独占配信中(C)2020 Lucasfilm Ltd.

続くチャプター15とチャプター16で、ボバとフェネックはザ・チャイルド奪還のために帝国軍の領地へ潜入するミッションに協力しているが、デューン・シーの支配権をめぐるボバの「戦争」への協力は話題にあがらない。結局、ボバはフェネックを含むマンドーの一隊をギデオンのクルーザーに潜入させ、自身はハイパースペースのどこかに消えている。

マンダロリアン
『マンダロリアン』シーズン2 ディズニープラスにて独占配信 (C)2020 Lucasfilm Ltd.

ところで、ボバやフェネック、そしてマンドーらは、互いの利害関係を主軸に、「恩義」を重んじる文化があるようだ。「マンダロリアン 」チャプター14〜16で描かれた戦いでは、フェネックがマンドーのために身を挺したわけだから、マンドーはボバ&フェネックに「借り」ができている。ということであれば、今度はマンドーがボバ&フェネックの戦争に協力する、という展開もありえるはずだ。

実際に、ドラマ「ボバ・フェット」は「マンダロリアン」シーズン2.5のような立ち位置になると表現されていたことがある。ボバ役のテムエラ・モリソンは以前、マンドーのカメオ出演の可能性について「何も言えません」と話していたものの、「マンダロリアン」のテーマ曲も登場したのだから、今後のエピソードで合流する可能性は高いと見られるだろう。

ちなみに「ボバ・フェット」は全7話。残りの3エピソードで、パイクとの戦争に決着はつくのだろうか?「マンダロリアン」シーズン2のフィナーレにはとびきりのサプライズもあったから、同様のお楽しみを期待してしまうが……?

「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」はディズニープラスにて独占配信中。

Source:GamesRadar

※記事初出時より、内容を一部修正させていただきました。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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